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モバP「白詰草に想いを込めて」智絵里「見捨てないで…!」

1UpHOrkEMJ2:2018/09/27(木)18:20:15 ID:KXQ()
5作目です。
よろしくお願いします。
129UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:33:27 ID:KXQ()
「頑張れー!!!智絵里ぃぃぃぃぃぃ!!!!」
130UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:33:49 ID:KXQ()
声がした。根暗で、臆病で、弱虫な私のことを、いつも励ましてくれる優しい声が。

「今まで一生懸命練習してきたんだー!!智絵里なら絶対に大丈夫だー!!!自分に打ち勝てーーー!!!!!」

少し子供っぽいけど、とてもあったかい、お日様みたいな…私の大好きなあの声が……!
131UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:34:15 ID:KXQ()
「なんだなんだ?」

「この人誰!?」

「???」

顔を上げると、そこには…
132UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:34:33 ID:KXQ()
智絵里(プロデューサーさん……!?)

息を切らし、全力疾走してきたであろうプロデューサーさんの姿があった。

智絵里(プロデューサーさんが……プロデューサーさんがっ…!!来てくれたっ、ちゃんと私のことを、応援しに来てくれたんだ!!!)
133UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:34:56 ID:KXQ()
智絵里「―――っ!!」

全身に熱いほどの血が流れる。止まっていた時間が動き始める。

智絵里「……今の私は……」

負ける気がしないっ!!!
134UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:35:14 ID:KXQ()
智絵里「初めまして……!緒方智絵里…ですっ!みなさんっ、今日は…私のデビューライブに来てくれて…ありがとうございますっ。たくさん…たくさん…練習したので…聞いてください…!!!」

メロディーが流れ始める。この時初めて、アイドル緒方智絵里が誕生したのです。
135UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:35:36 ID:KXQ()
~ライブ終了後 控室~
P「やったな!智絵里っ、大成功だよ!!よく頑張ったな!!!」

ライブ終了後、控室に戻った私に、プロデューサーさんは真っ先に駆け寄って来てくれました。

智絵里「はい…!で、でも…少し歌詞を間違えてしまいました……」

P「ちょっとくらい間違えたっていいさ!そんな些細なこと、忘れちゃうくらい最高に可愛かったぞ!!」
136UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:35:59 ID:KXQ()
智絵里「ぷ、プロデューサーさん……!」ウルッ

P「智絵里、最高のライブだったよ…!本当にありがとな!」ニッコリ

智絵里「!」ドクン

智絵里(やっぱり……プロデューサーさんは、私のこと……)ドクン ドクン
137UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:36:21 ID:KXQ()
絶対に見捨てない
138UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:38:34 ID:KXQ()
デビューライブが無事終わり、私、緒方智絵里は晴れて、アイドルの仲間入りをすることができました。
お世辞にも上手とはいえないライブでしたが、それがかえって話題になったのか、たくさんの仕事が舞い降りてくるようになりました。
私自身、ライブ成功のおかげで自信がついたのか、以前よりも明るくなれた気がします。
そして…
139UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:38:55 ID:KXQ()
~収録現場 帰り~
P「いや~今日の撮影、すごく良かったぞ!!」

番組収録の帰り道、私はプロデューサーと二人きりで歩いていました。

智絵里「えへへ…本当ですか…!」

P「ああっ!以前にも増して可愛くなったってスタッフの皆さんも褒めていたぞ!なにか秘訣でもあるのか?」
140UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:39:14 ID:KXQ()
智絵里「ふふふっ、それはきっと…ファンのみんなや事務所のみんな、そしてなにより…プロデューサーさんが応援してくれているからですっ」

P「智絵里はいい子だな~優しくて、いつも笑顔で…まるで天使だな!」

智絵里「そう…ですか?わ、私っ…プロデューサーさんに褒められると、嬉しいです……!」

P「よ~し、なにかご褒美でもあげないとな…ほらっ、なんでも言ってごらん?」
141UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:39:32 ID:KXQ()
智絵里「い、いいんですかっ…!?」

P「おう、智絵里は最近頑張っているからな。ほらほら、遠慮せずに」

智絵里「それなら……手を…繋いでくれませんか」スッ

P「へ?」
142UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:39:59 ID:KXQ()
智絵里「ち、近頃、寒くなってきたじゃないですかっ!だ、だから、お互いの手を…手を……」もじもじ

P「手を繋いで欲しい?まったく、智絵里は甘えんぼだな~いいよ」ギュッ

智絵里「! えへへ…///」
143UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:40:28 ID:KXQ()
最近は本当に楽しいことばかり、これもきっと、プロデューサーさんに出会えたおかげですよね……!
これからもずっと、ずっ~と一緒にいられたらいいなぁ。
きっと、いられますよね!だって……
144UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:40:44 ID:KXQ()
Pさんは“私”のプロデューサーなんですから
145UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:41:15 ID:KXQ()
~346プロ 第1芸能課~
智絵里「cherry merry cherry♪恋のおまじないっ♪どんな私も受け止めてくださいねっ♪
」ルンルン

今日はお仕事もレッスンもお休みの日、でも、プロデューサーさんに会いたくて、事務所に来てしまいました。

智絵里「プロデューサーさん…喜んでくれるかなぁ……♪」

手元には、可愛い巾着で包んだお弁当。色々なところでレシピを調べて、今日早起きして作ったんです!
146UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:41:55 ID:KXQ()
智絵里「えへへ…おはようござ」ガチャ

「わざわざすまないな、今日もお弁当作ってもらっちゃって」

智絵里「」ピタッ
147UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:42:20 ID:KXQ()
「全然大丈夫ですよ~!プロデューサーさんには、いつも栄養満点な響子のミラクルレシピ、味わってもらいたいですからっ…♪」

「響子の作る料理は世界一おいしいからな~“ずっと”食べていたいよ。いつもありがとう、響子」

「えへへ…い~ぱい、召し上がれ♪」

智絵里「………」パタン
148UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:42:33 ID:KXQ()
響子ちゃん……?
149UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:43:48 ID:KXQ()
今まで、プロデューサーさんのことばかり考えていて気づかなかった…いえ、見えていなかった。
彼の周りには、私以上に魅力的な女の子達がたくさんいたんです。
ゆかりちゃん、卯月ちゃん、美穂ちゃん、そして……響子ちゃん。
彼女達がプロデューサーさんを見つめるその表情は、全員一緒……私と同じでした。
150UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:44:11 ID:KXQ()
プロデューサーさんは私達みんなに、あの優しい笑顔を向けてくれる。
もちろん、プロデューサーとして、特定の担当アイドルを贔屓することはいけないことです。
だから、プロデューサーさんは何も間違っていません……
それでも、あの笑顔が、私だけに向けられていた物ではないと知った時……胸の奥の方から重く、黒い感情が湧き上がってくるのを感じました。
151UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:44:52 ID:KXQ()
P「わあぁ、本物の四葉のクローバーを見たの、初めてだよ。ありがとう!智絵里。この栞、大事にするね」

後日、私は近所の公園で見つけ出した四葉のクローバーを使い、作った栞をプロデューサーさんにプレゼントしました。
プロデューサーさんは、よくプロデュースを勉強するための本を読んでいます。
日常的に使う栞なら、常日頃から持ち歩く……“私”のことを、いつでも頭の片隅に置いておいてくれる。
そう…思ったんです。
152UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:45:14 ID:KXQ()
智絵里「……ふふっ、プロデューサーさんが喜んでくれて、嬉しいです」

本当に…嬉しいです
153UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:45:36 ID:KXQ()


P「いや~やっぱり嬉しいなぁ。担当アイドルからのプレゼントっていうのは…」

「ふ~ん、四葉のクローバーかぁ、いいね」

P「ん?君は…」クルッ

振り返ると、そこには…
154UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:45:57 ID:KXQ()
P「渋谷さんか、おはよう」

凛「うん、おはよう、Pさん」

最近、卯月と本田さん、3人でニュージェネレーションというユニットを組み始めた人気アイドル、渋谷凛さんがそこにいた。
155UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:46:20 ID:KXQ()
P「いつもウチの卯月がお世話になってます…ありがとう!」ペコリ

凛「よ、よしてよ、むしろ、私の方がいつも卯月には助けられているから」アセアセ

P「そうか?君のことは卯月からよく聞いてるよ。今日の凛ちゃんはカッコよかったー!とか、可愛かったー!とか」

凛「も、もう卯月ったら」テレテレ

お?クールな子だと思ってたけど、こういう顔もするんだな…
156UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:46:38 ID:KXQ()
凛「わ、私のことはいいからさ、それ、四葉のクローバーだよね」

P「ん?ああ、これか?この栞、智絵里に貰ったんだ~なかなかいいデザインしているだろ?」

凛「うん、作った人の想いが込められているのがよくわかる……悪くないね」

P「だろ~、四葉のクローバーって結構珍しい物だよな?昔、美穂と一日かけて探し回った時は、結局1つも見つけられなかったからなぁ」
157UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:47:08 ID:KXQ()
凛「へぇ…四葉のクローバーが自然発生する確率は、一万分の一、十万分の一とも言われているんだよ」

P「そんなに珍しいのか!?探すの大変だっただろうなぁ…次会う時までに、ちゃんとしたお礼を考えておかないと…」

凛「まぁ、環境や場所によって変わってくるけど…簡単に見つけ出せる物じゃないってことは確かだね……ふふ、慕われているんだね」
158UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:47:25 ID:KXQ()
P「そっか…嬉しいな…」ニコニコ

凛「……」

凛(四葉のクローバーの花言葉…幸運、約束、復讐、think of me、Be Mine……)

凛「まさか…ね」ボソッ
159UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:48:00 ID:KXQ()
響子、美穂、卯月、ゆかり、智絵里。5人の女の子をプロデュースし始め、数ヶ月が経った。
おのおのが、アイドルとして次々と新しい魅力を生み出していった。
担当プロデューサーとして、彼女達の成長を誰よりも近くで見ることができて、本当に嬉しかった。
そして、遂に彼女達にとって…いや、346プロの全アイドルにとって、一世一代の晴れ舞台がやってきた。
160UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:48:16 ID:KXQ()
「「「「「シンデレラフェスタ?」」」」」

P「ああ、ドーム一つを借り切って行われる、夢の祭典だ!今までの比じゃないくらい大きなライブイベントだぞ~それに、みんなも出演することになった!!!」
161UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:48:36 ID:KXQ()
響子「ほ、本当ですかっ!?」

美穂「うわぁー!!凄いっ!!」

卯月「ドームですよっ!ドームっっ!」

ゆかり「私達、とうとうここまで来たんですね…!」

智絵里「……!」
162UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:49:03 ID:KXQ()
P「出演するにあたって、ここにいる5人で、ユニットを組んでもらうことになった!一世一代の晴れ舞台だ…成功すれば、トップアイドルに大きく前進することができるぞ!!!」

響子「プロデューサーさんプロデューサーさん!!ユニット名、ユニット名は何ですかっ」

P「ああっ!ユニット名は・・・・・・」
163UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:49:42 ID:KXQ()
こうして、響子ちゃん、美穂ちゃん、卯月ちゃん、ゆかりちゃん、そして私…5人の新ユニットが結成されました。
本番は一ヶ月後、私達は、シンデレラフェスタが始まるまで、できる限りのレッスンに励みました。
……全員が、心の片隅で、かげがえのない“あの人”を想いながら……
164UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:49:58 ID:KXQ()
響子(私が…プロデューサーさんの夢を叶えるんだ…みんなに愛される…トップアイドルに…!)

美穂(おっきなステージ…緊張しちゃう…でも、プロデューサーさんと一緒なら…!)

卯月(憧れの大舞台で、輝く姿を見せたい…!誰よりも、プロデューサーさんにっ…!)

ゆかり(夢にまで見た舞台に、プロデューサーさんと立てる…なんて素敵なことでしょう…!)

智絵里(私……誰にも負けたくない……私が…“私”が1番だって…想ってもらいたい……!)
165UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:50:24 ID:KXQ()
~シンデレラフェスタ当日 舞台袖~
P「みんな、よくここまで頑張ってきてくれた」

シンデレラフェスタ当日、私達の出番が次に控える中、舞台袖でプロデューサーさんと私達は向き合っていました。
166UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:50:41 ID:KXQ()
P「みんな、アイドルになっていろいろな経験をしてきたと思う…嬉しかったこと、辛かったこと、悲しかったこと、楽しかったこと…その一つ一つが君たちの糧になっただろう」

P「シンデレラフェスタは、そんな今までの集大成ともいえるイベントだ…これを乗り越えれば、きっと更なる高みへと登れるはず…思う存分、アイドルとして培ってきた全てをぶつけてくるんだ!」

P「僕がプロデューサーとして、ここまでこれたのは、みんながいてくれたからだ。本当に感謝している」

P「僕にとって、みんな自慢の担当アイドルさ!君達なら、絶対にトップアイドルになれる!!」グッ
167UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:51:01 ID:KXQ()
「「「「「はいっ!!!」」」」」

P「よしっ、みんな、行っておいで!王子様達が君たちのことを待っているぞ!!!」
168UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:51:18 ID:KXQ()
響子「はいっ!ファンのみんなにとびっきり美味しい私を…おなかいーぱいっ、味わってもらいますねっ!!」ダッ

美穂「アイドル力マシマシな私の姿、ライブを観に来てくれたお客さん全員に…!見せつけてきますよ!!」ダッ

卯月「世界で一番素敵な笑顔を、会場の皆さんに届けて魅せますっ!島村卯月っ、頑張りますっ!!」

ゆかり「今日来てくれた全ての方々に、私の想いを届けてみせます…!光溢れる舞台の上で…!!」ダッ
169UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:51:46 ID:KXQ()
智絵里「……」

P「智絵里…?」
170UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:51:53 ID:KXQ()
智絵里「はい……プロデューサーさん…行ってきますね」ダッ

P「あ、ああ!…みんなーー!!頑張れーーー!!!」
171UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:52:31 ID:KXQ()


智絵里(私……ゆかりちゃんよりも、卯月ちゃんよりも、美穂ちゃんよりも、そして……響子ちゃんよりも……会場の誰よりも、輝いてみせます……だから、プロデューサーさん…)
172UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:52:48 ID:KXQ()
私のこと、“ずうっと“みていてくださいね?
173UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:53:01 ID:KXQ()
終わり
174UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:53:37 ID:KXQ()
以上で終わりです。このシリーズは、とりあえず今回で一区切りとさせていただきます。
存在だけは匂わせていた他の芸能課を舞台にした大人組や小学生組、第1芸能課所属の別P達の話も書いてみたいです。
どれを書くか分かりませんが、もし見かけたときは、よろしくお願いします!

いつかは個別ルートも書いてみたいなぁ
175UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:54:06 ID:KXQ()



大切なアイドル達…彼女達とならどこまでも登っていける…そう思っていた
176UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:54:29 ID:KXQ()
ゆかり「プロデューサーさん…私の気持ち…受け取ってくれますか……?」

智絵里「私は……天使なんかじゃない」

美穂「ええっ!唇にキス!?」

卯月「私…シンデレラ失格ですね……」

響子「プロデューサーさん。貴方のことが……世界で一番、大好きです」
177UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:54:51 ID:KXQ()
彼女達の、本当の想いを知ってしまった。もう、今までのようにはいられない
プロデューサーとして、僕はどの道を選べばいいのだろうか
178UpHOrkEMJ2 :2018/09/27(木)20:55:18 ID:KXQ()


時計の針が12を指す時、魔法使いとシンデレラの物語が始まる

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モバP「白詰草に想いを込めて」智絵里「見捨てないで…!」
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