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卯月「バトルオペレーションセット!」 リン「イン!」

1yE6CqWUBgbxm:2018/09/26(水)20:20:46 ID:XKA()
西暦20XX年
IT技術が特異点を超えた近未来
高度に発達したAIとネットワークにより、世あ界は平和と繁栄の時代を迎えていた

自我を持ったAIは自らを形作り、人に寄り添い生きることを選んだ
人々は自らの相棒となったその者たちを『ネットナビ』と呼び、
日々の生活に欠かせない存在となっていった

今を時めくアイドル「島村卯月」とそのナビ「リン」


これは、人間とネットナビの、電子の壁を超えた友情物語である
2yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:22:52 ID:XKA()
PiPiPi…PiPiPi…

「卯月!朝だよ!」

卯月「うーん。。。」

「ほら、今日は大事なCM撮影の日でしょ?起きないと遅刻だよ」

卯月「……は!そ、そうでした!」

「プロデューサーからメール来てるよ、今日の予定が書いてあるみたい。早く着替えて出発しないと」

卯月「はーい、ちょっと待ってて」
3yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:23:53 ID:XKA()
卯月は『スマートフォン』をゲットした!
ピンク柄のデコレーションが入った最新機種だ

卯月は疑似人格型ナビゲーションプログラム『リン.EXE』をゲットした!


リン「おはよう、卯月」

卯月「おはようございます!リンちゃん!」

リン「顔洗ってきなよ、髪もぼさぼさだよ」

卯月「わ、ホントだ」

リン「今日は大事な撮影なんだから、身支度はしっかりしないとね」

卯月「うん!今日も頑張ります!」
4yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:24:44 ID:XKA()
卯月「おはようママ!」

卯月ママ「おはよう卯月。朝ごはんできてるから、着替えたらリビングにいらっしゃい」

卯月「はーい!」

リン「流石ママだね、毎日早起きだし。卯月も見習わないと」

卯月「むぅ、リンちゃん朝から厳しいです」

リン「ふふっ、卯月はアイドルなんだから、いつもしっかりしてないとね」

卯月「はぁい、お顔洗ってきます」
5yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:25:18 ID:XKA()
卯月「ふぅ、さっぱりした」

卯月ママ「卯月、食器の用意お願い」

卯月「あ、はーい」

卯月ママ「今日は大事なCM撮影でしょ?元気が出る献立にしてみたの」

卯月「わぁ、ママありがと!」
6yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:25:48 ID:XKA()
卯月「ごちそうさま!」

卯月ママ「おそまつさま。はい、これお弁当」

卯月「ありがとう!」

卯月ママ「お仕事頑張ってね。いってらっしゃい」

卯月「はい!行ってきます!」

リン「卯月、忘れ物ない?仕事の資料とか部屋に置いてきてない?」

卯月「えーっと…ガサゴソ…大丈夫!」

リン「うん、じゃあ行こうか」
7yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:26:38 ID:XKA()
とある公園…


卯月「おはようございます!」

ディレクター「お、卯月ちゃんおはよう」

スタッフ1「おはようございます」

卯月「今日はよろしくお願いします!」

ディレクター「はい、よろしく。卯月ちゃんの笑顔のおかげで俄然やる気が出たよ」

スタッフ1「スタッフ一同、精一杯フォローします。頑張ってください」

卯月「はい!島村卯月、頑張ります!」
8yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:27:02 ID:XKA()
「卯月ちゃーん」

卯月「あ、藍子ちゃん!」

藍子「おはようございます、卯月ちゃん」

卯月「おはようございます!今日はよろしくね!」

藍子「はい!頑張りましょう」

「あーちゃん!私もしまむーに挨拶!」

藍子「あ、ごめんね。はい」

ミオ「おっはよーしまむー!」

卯月「ミオちゃんもおはよう!」

ミオ「しぶりんもおはよー!」

リン「おはよう、だからそのしぶりんは止めてって」

ミオ「えー良いじゃんしぶりん。呼びやすいし」

藍子「ごめんねリンちゃん、ミオちゃんのあだ名センス独特だから」

卯月「私は可愛いと思いますよ?しぶりん」

リン「もう…しぶの2文字は一体どこから来たのさ…」
9yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:27:49 ID:XKA()
「皆さん、お揃いですね」

卯月「あ、プロデューサーさん!おはようございます!」

藍子「おはようございます」

武内P「おはようございます。高森さん、本日のご共演、よろしくお願いします」

藍子「はいっ、よろしくお願いします!」

卯月「チヒロさんは一緒ですか?」

「はい、いますよ」

卯月「チヒロさん!おはようございます!」

チヒロ「おはようございます。リンちゃんもミオちゃんもおはようございます」

リン「おはよう、チヒロさん」

ミオ「おはよー!」

チヒロ「皆さん今日も元気いっぱいですね。撮影頑張ってください」

卯月・藍子「はい!」

武内P「では撮影まであと1時間ありますので、最終打ち合わせを行いたいと思います。台本の読み合わせは完了していますでしょうか?」

卯月「あ、はい!ばっちりです!」

武内P「わかりました。ではあそこの休憩所で行いましょう」
10yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:28:06 ID:XKA()
武内P「………以上です。他になにかご質問ありますか?」

卯月「いえ、大丈夫です」

藍子「私も問題ないです」

武内P「わかりました。本日は屋外での撮影ですので、気温の変化にもご注意ください。チヒロさん、天気予報は如何でしょうか?」

チヒロ「はい。降水確率5%、1日中ほぼ晴れのようですね。撮影には問題ありません」

武内P「了解です。あと30分で撮影が始まりますので、お二人とも衣装への着替えと準備をお願い致します」

卯月「はい!藍子ちゃん、行きましょう」

藍子「はい!」
11yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:28:57 ID:XKA()
...



カメラマン「あれ……おっかしいなぁ」

スタッフ1「どうしたんですか?」

カメラマン「いや、急に撮影カメラの調子がおかしくなって…モニターが映らないんです。さっきまで普通に動いてたんですが……」

武内P「どうしましたか?」

スタッフ1「あ、346プロの……。すみません、どうやら機材トラブルのようで」

武内P「機材トラブル?故障でしょうか?」

スタッフ1「このカメラは先月新調したばかりで、今までは問題なく動作していたものです。急に故障することは……」

ディレクター「おいおいどうした?もうすぐ撮影だぞ、誰か直せる奴いないのか?」
12yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:29:34 ID:XKA()
スタッフ2「ちょっと見せてください、機材のことなら多少分かるかもしれません」

スタッフ2「………こ、これは」

ディレクター「何かわかったか?」

スタッフ2「機械の故障ではないです。これは……ウイルスが入り込んでます!」

武内P「なんですって……?」

ディレクター「ウ、ウイルスだって!?なんで撮影カメラなんかに!?」

カメラマン「そ、それがこのカメラ、インターネットに繋がってるんです。撮影した映像を即時にクラウドに保存するために……」

スタッフ1「まさか、それでネットからウイルスが?」

ディレクター「マジかよ、なんとかできないか?俺はこういうの得意じゃないんだ」

スタッフ2「わ、私は調べることはできますが、駆除までは……」

ディレクター「ほ、他にはいないのか!?」

スタッフ達「………」
13yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:30:17 ID:XKA()
ディレクター「誰もいないのかよ……346プロさんはどうですか?」

武内P「社用ナビは持っていますが、事務業務用なのでウイルスに対応できる能力はありません。おそらく力には……」

チヒロ「すみませんPさん……お役に立てず……」

武内P「いえ、チヒロさんのせいではありません」

ディレクター「そうですか……くそ、もうすぐ本番だってのに」

武内P「やむを得ませんね。演者の方々にはしばらく待機してもらって、本社から対処できる方をお呼びしましょう」

スタッフ1「撮影は夕方までの予定ですし……間に合うでしょうか」

ディレクター「上司にスケジュール遅延の報告上げないとなぁ……厄介なことになった」
14yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:32:05 ID:XKA()
卯月「お待たせしましたー……どうしたんですか?」

武内P「島村さん、高森さん。もうしわけありません。機材トラブルによりしばらく撮影開始が遅れそうです。」

藍子「なにかあったんですか?」

武内P「撮影カメラにウイルスが入り込んだみたいです。この現場には対応できる方がいらっしゃらないようでして……」

ミオ「えぇ!大変じゃん!」

藍子「カメラ、全く動かないんですか?」

武内P「えぇ……このまま撮影するのはおそらく不可能かと」

武内P「ひとまず本社に応援を要請しますので、お二人は申し訳ありませんがしばらく待機して頂けますでしょうか?」
15yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:32:26 ID:XKA()
リン「………卯月」

卯月「……うん!」

卯月「プロデューサーさん!私、できます!」

武内P「え……?な、なにをでしょうか?」




卯月「ウイルスバスティングです!」
16yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:32:50 ID:XKA()
武内P「……!い、いけません。アイドルであるあなた方に危険なことは……」

リン「プロデューサー、私と卯月の実力知ってるでしょ?」

武内P「しかし……リンさん、あなたもネットナビアイドルです。もしものことがあったら……」

卯月「大丈夫です!リンちゃんは強いですから!皆さんが困っているのにただ待っているだけなんてできません」

リン「そういうこと。心配しないで、ダメージ1つ負うことないから」

ミオ「あ、しぶりんだけずるい!私も戦う!」

藍子「卯月ちゃん、私達もお手伝いできますが……」

リン「ミオ達は一旦待ってて、まずは私が様子を見てみるから。卯月、それでいい?」

卯月「はい!藍子ちゃん、心配しないでください。危なそうだったら手伝ってね」

藍子「……わかりました。でも無茶はしちゃだめですよ?」

卯月「はい!」

武内P「………緊急事態ですし、仕方ありません。お二人とも、くれぐれもご注意を」

卯月「任せてください!」
17yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:33:30 ID:XKA()
卯月「ディレクターさん、ちょっとカメラ見せてもらっても良いですか?」

ディレクター「卯月ちゃん?急にどうしたんだい?」

卯月「ウイルスですよね?私たちが退治しちゃいます!」

スタッフ1「えぇ!?島村さんが?」

スタッフ2「アイドルなのに良いんですか?」

武内P「私が責任を持ちます。今は二人に任せてみましょう」

リン「卯月、行くよ!」

卯月「はい!」



卯月「プラグイン!!リン.EXE、トランスミッション!」
18yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:33:59 ID:XKA()
撮影カメラの電脳……


リン「…っと、到着」

リン「ここがカメラの電脳…中は普通だね」

卯月「リンちゃん、聞こえますか?」

リン「良好だよ。電脳空間には異常はないみたい」

リン「ウイルスは……いた」

「ピニャー!ピニャー!!」

卯月「わ、なんでしょうあの緑色のウイルス……」

リン「見かけないウイルスだね。卯月、大丈夫?」

卯月「数は少ないですし、いけそうです。一気にやっつけちゃいましょう!」

リン「了解、オペレートお願い」

卯月「はい!」
19yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:34:17 ID:XKA()
「ピニャ?ピニャー!!!」

リン「!……こっちに気付いた」

卯月「リンちゃん!最初のチップです!」

リン「アクアソード、初っ端から良いの引いたね。じゃあ……いくよ!」

「ピニャー!!!」

リン「どっから来たのか知らないけど、卯月達の仕事の邪魔はさせないよ」

リン「はあぁぁぁ!」

ザンッ!!

「ピニャ!?ピニャァァァ……」

リン「よし、まずは1体」
20yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:35:14 ID:XKA()
卯月「リンちゃん後ろです!」

リン「!」

「ピ-ニャー!!」ドゴオオオオオッ!!

リン「っ!」

卯月「リンちゃん!」

リン「大丈夫、上手く避けたから」

リン「地面が抉られてる……かなり破壊力あるねあのパンチ、でもそう簡単には当たらないよ」

卯月「近づくのは危険そうだね、ここは遠距離攻撃チップです!」

リン「一撃で仕留める!バブルスプレッド!」バシュン!!

「ピニャァァァ!!??」

ドゴーン!!!

ミオ「おぉ流石しぶりん!上手く誘爆させて他のウイルスも巻き込んだね」

藍子「私たちの出番は無さそうだね」

ディレクター「す、すげぇ」

スタッフ1「これなら何とかなりそうですね!」
21yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:36:32 ID:XKA()
卯月「あと1体です!」

リン「一気に決めるよ」

「ピニャア……ピニャアアアアアアアアアア!!」

卯月「わわっ!な、なんですか!?」

リン「いいようにやられて怒ったみたい、それにしてもなんか間の抜けた雄叫びだよね」

「ピィイイイイイイイイイニャアアアアアアア!!」

卯月「うぅ……」

リン「どうしたの卯月?」

卯月「なんでしょう……よくわかりませんが、さっきから聞いてて妙に親近感を覚える声で…」

リン「そ、そう?卯月ってあんなに濁った声じゃないと思うけど……」

「ピニャアアアア!!!!」

ミオ「二人とも!変なこと言ってないで来てるよ!」
22yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:36:59 ID:XKA()
「ピニャニャニャニャニャアアアアアアアアアアアア!!!!」

リン「凄い勢いで突進してくる……!卯月!」

卯月「はい!まずは動きを止めます!スロットイン!パネルアウト!」

リン「やぁ!」ズシャアン!!

武内P「地面に穴を?」

藍子「あのスピードなら避けられません!」

ミオ「はまっちゃえー!」

「ピニャ!?」ガコォン!

「ピニャピニャニャ!!??」ジタバタジタバタ

リン「ふくろのねずみだね、最後の1枚よろしく」

卯月「はい!スロットイン!アースクエイク!」
23yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:37:27 ID:XKA()
リン「せーのっ……えいっ!」

ヒューン……

「ピニャ?」

リン「押しつぶされちゃいなよ」

「ピニャアアアアアアアアアアアアア!!!!」

ズガァァァァァァァン!!!


リン「ふぅ……デリート完了」

卯月「やりました!ぶいっ!」
24yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:38:05 ID:XKA()
武内P「お二人とも、お疲れさまです」

藍子「やったね卯月ちゃん」

卯月「はい!島村卯月、頑張りました!」

ミオ「しぶりんもすごいよ!あっという間に倒しちゃった!」

リン「相手が電気属性だったら苦戦してたかもね、まあ今回はすんなり行けたかな」

ディレクター「すげぇ!ホントにやっつけちまった!」

カメラマン「カメラも正常に動いてます!いつでも撮影開始できそうです!」

武内P「そうですか、もう問題なさそうですね」

卯月「大丈夫そうですか?」

武内P「はい。お二人とも、本当にありがとうございます」

卯月「えへへ……よかったです」

武内P「少々時間も押してしまいました。ウイルスバスティングの直後で申し訳ありませんが、撮影準備できそうですか?」

卯月「大丈夫です!撮影も頑張りますっ!」
25yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:38:39 ID:XKA()
夕方…



卯月「ふぅ……」

藍子「なんとか予定通り撮影終わりましたね」

卯月「はい!頑張りました!」

武内P「お二人ともお疲れさまです」

卯月「プロデューサーさん!お疲れさまです!」

武内P「本日の撮影はこれで終了となります。クランクアップ後、一旦事務所に戻っていただきますので、よろしくお願いします」

卯月「わかりました!」
26yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:39:17 ID:XKA()
藍子「私もこのあとうちの部署のプロデューサーと打ち合わせがあるから、ここでお別れだね」

武内P「高森さんも、本日はありがとうございました」

卯月「藍子ちゃん、ありがとう!」

藍子「はいっ!良いCMになってると良いですね」

ミオ「しまむーとしぶりん、今日はカッコ良かったよー。あとでウイルス退治のこと、部署のみんなに知らせなきゃ」

リン「も、もうミオ!あんまり言いふらさないの!」

ミオ「映像にもばっちり撮影したし。ね、あーちゃん」
27yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:39:48 ID:XKA()
藍子「ふふっ、ごめんね卯月ちゃん。こっそり撮影してたんです」

卯月「えぇ!?そうなんですか!?」

ミオ「私がこのデジカメから撮っていたのだよ!あとでみんなで鑑賞会するんだ」

リン「な!ちょ、ちょっと!」

卯月「あわわ、恥ずかしいです……」

藍子「ふふっ、心配しないで。あまり大袈裟に広めるつもりはないですから。ミオちゃんもほどほどにね」

ミオ「はぁーい」

リン「まったくもう……」

卯月「あはは…」

藍子「じゃあ、私たちはこれで。卯月ちゃん、リンちゃん、また事務所で」

ミオ「ばいばいしまむー、しぶりん!」

卯月「はい!お疲れさまです!」
28yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:40:13 ID:XKA()
ディレクター「いやぁ本当に今日はありがとうございました」

武内P「いえ、無事終わってよかったです」

ディレクター「それにしても卯月ちゃん凄いですね。あんな若い子が、しかもアイドルなのにウイルスバスティングも得意だなんて」

武内P「えぇ、島村さんとリンさん、お二人ともとても息の合ったコンビネーションでした」

ディレクター「確かナビのリンちゃんもアイドルでしたっけ?イマドキはネットナビもアイドルする時代なんですねぇ……」

武内P「弊社でも力を入れ始めている新事業です。いつかは人とナビが手を取り合い、多くの方達に夢を与える存在になれると、私は信じています」

ディレクター「そうですか……我々も影ながら応援させて頂きます。頑張ってください」

武内P「はい、ありがとうございます」

チヒロ「Pさん、そろそろお時間です」

武内P「わかりました。では、我々はこれで失礼します。映像が出来上がり次第、私まで送付お願い致します」

ディレクター「はい。お気をつけて」
29yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:40:46 ID:XKA()
社用車内…

武内P「本日はお二人のおかげで助かりました。ありがとうございます」

卯月「いえっ、そんな……」

リン「卯月のオペレーションがあってこそだよ」

卯月「えへへ、ありがとうリンちゃん」

武内P「ですが、あまり無茶はしないでください。お二人は我々にとっても大切な存在ですので」

卯月「ご、ごめんなさい……」

リン「自分の立場は…理解してるつもりだよ。でも、ほっとけないから」

武内P「………それが、あなた方の良いところでもあります。上手く両立して、これからも頑張ってください」

卯月「プロデューサーさん……はい!」
30yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:41:40 ID:XKA()
リン「それにしても、おかしなウイルスだったね」

卯月「うん、見たことない形だった…。インターネットで見かける子達よりもちょっと強かった気もします」

武内P「私も不可解に思っています。クラウド接続していたカメラとはいえ、企業が保有する機材がそう簡単にウイルス感染することは稀です」

チヒロ「セキュリティの穴を抜けられる最新型が出てきたのかもしれません。あとで調査しておきますので」

武内P「よろしくお願いします、チヒロさん」

武内P「今後もこのような事件が起きないとも限りません。お二人もご注意ください」

卯月「そうですね、私たちももっと実力付けないと。ね、リンちゃん」

リン「うん、卯月もオペレートよろしく」

卯月「はい!」
31yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:42:20 ID:XKA()
某所、とある建物…



「実験の調子はどうだ?」

「ハッ!インターネットにはなった数百体のうち、既に何体かは独自進化を遂げています!」

「ネットポリスやウイルスハンター等に駆除された個体もいるようですが、想定の範囲内です。問題ありません。」

「実験はかねがね順調と言えます。このままいけば、予定通り3ヶ月後には結果が出ることでしょう」

「そうか……この実験の成功が我々にとってのスタートラインだ。失敗は許されない」

「ハッ!承知しております!」

「……この世界に輝きなどない、全てはまやかしだ。現状に夢を語る者たちへ、現実を知らしめる」



「人間とナビは、決して分かり合える存在などではないことをな……」
32yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:42:48 ID:XKA()







プロローグ 完

第1章へ続く
33yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:43:33 ID:XKA()
<島村卯月>
アイドルマスターシンデレラガールズを代表するキャラクター。
本作全編通しての主人公。
346プロ芸能事業部第2プロダクション所属のアイドル。
ネットナビ「リン」のオペレーターで、使用端末はピンク色のデコレーションが施されているスマートフォン。リンはこの中にインストールされている。
アイドルながら、ネットバトルの腕前はピカイチ。

<リン>
卯月のネットナビ。モデルは渋谷凛。
水属性で水系チップの扱いを得意とする。デフォルト武器は剣。
この世界ではネットナビもアイドルをしており、リンもアイドルをやっている。
基本的にソード系をベースに戦うが、卯月とのコンビネーションにより様々なチップの使用を得意とする。
34yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:43:59 ID:XKA()
<高森藍子>
Paでも屈指の人気を誇るゆるふわガール。
ネットナビ「ミオ」のオペレーター。卯月と同じく346プロ芸能事業部のアイドルだが、卯月とは違う部署に所属している。
プロローグのCM撮影は卯月との共演者として参加。
使用端末はいつも持ち歩いている黄緑色のデジカメ。ミオはこの中にインストールされている。

<ミオ>
藍子のネットナビ。モデルは本田未央。
無属性。デフォルト武器の杖と銃を使い分け、近距離・遠距離どちらともこなせる万能型。
リンと同じくネットナビアイドル。
藍子のデジカメを使ってたまに勝手に写真を撮ったり、録画を始めてしまうことがあるため、そのたびに藍子にはゆるーく怒られている。
35yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)20:44:10 ID:XKA()
<武内P>
アニメ版のプロデューサー。
本作品では346プロ芸能事業部第2プロダクション代表プロデューサーとして登場。
人間のアイドルプロデュースだけでなく、ネットナビのプロデュースも同時にこなしていて、卯月のプロデューサーであり、リンのプロデューサーでもある。
使用端末は電子手帳。普段はチヒロがインストールされている。
仕事一筋の真面目人間で、ネットバトルはあまり得意ではなく、
また、自身のナビも所有していない。

<チヒロ>
業務中の武内Pが所持するナビ。モデルは千川ちひろ。
事務処理に特化したナビで非常に優秀な経理・事務能力を持つ。
そのかわり、ネットバトルにおける戦闘能力はほぼ皆無で戦うことはできない。
武内P本人の持ちナビというわけではなく、346プロから業務アシスタント用ナビとして配布されている。
36yE6CqWUBgbxm :2018/09/26(水)21:11:34 ID:XKA()
第1章は今週末あたりに投稿します
37yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:07:40 ID:VIr
初っ端からやらかしてるので、
ブログ等にまとめられる方は>>1を以下の内容に差し替えをお願いします。
38yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:08:30 ID:VIr
西暦20XX年

IT技術が特異点を超えた近未来

高度に発達したAIとネットワークにより、世界は平和と繁栄の時代を迎えていた


自我を持ったAIは自らを形作り、人に寄り添い生きることを選んだ

人々は自らの相棒となったその者たちを『ネットナビ』と呼び、

日々の生活に欠かせない存在となっていった


今を時めくアイドル「島村卯月」と、そのナビ「リン」



これは、人間とネットナビの、

電子の壁を超えた、真の友情物語である
39yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:09:18 ID:VIr
第1章 投稿します
40yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:10:13 ID:VIr
346プロ 第2プロジェクトルーム…



ガチャッ

卯月「お疲れさまです!」

きらり「あ、卯月ちゃん!おっつおっつ

李衣菜「おつかれー」

智絵里「お、お疲れさまです」

美波「お疲れさま。撮影どうだった?」

卯月「はい!ばっちりです!」

李衣菜「なんかトラブルがあったって聞いたけど、大丈夫だったの?」

卯月「え?もう知ってるんですか?」

李衣菜「藍子ちゃんとこのミオちゃんからメッセージが届いてさ」

リン「ミオのやつ…言いふらさないでって言ったそばから…」
41yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:10:56 ID:VIr
「リンちゃん!リンちゃん!」

リン「ん?」

「もう李衣菜チャン!早くポッケから出して!喋り辛いにゃ!」

李衣菜「なんだよミク、騒がしいなぁ」

ミク「文句言わないの!ナビは自分で端末動かせないんだからオペレーターが動かすのが当然でしょ!」

李衣菜「はいはい、ご不便ですねー」

ミク「ふにゃー!なんにゃその態度は!?」
42yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:11:34 ID:VIr
リン「……それで?どうしたのミク」

ミク「そうにゃ!リンチャン、撮影現場でウイルス退治したってホント?」

リン「はぁ、そこまで知られてるんだ……ミオのやつ、あとでお灸据えとかないと」

卯月「撮影開始前にカメラがウイルスに乗っ取られてしまって、それで私とリンちゃんが対応したんです」

李衣菜「へー、そうだったんだ」

ミク「むー、その場にミクがいれば華麗に活躍したのににゃぁ」

李衣菜「でもその場合オペレートするのは私じゃん?それって私の実力あってのことだよね」

ミク「にゃにおぅ!?強いのはミク自身の実力にゃ!ミクは一人でも戦えるもん!」

李衣菜「さっきオペレーターが動かすのが当然とか言ってたのはどこの誰だよ!」

ミク「それとこれとは話が別にゃ!」

リン「また喧嘩し始めた……」

卯月「二人ともやっぱり仲が良いですね♪」
43yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:12:01 ID:VIr
智絵里「撮影前にウイルス退治……凄いなぁ。私には無理だと思う……」

「そんなことないよ智恵理ちゃん。智絵里ちゃんも勇気を出せばきっとできるから」

智絵里「カナコちゃん……」

カナコ「リンちゃん大丈夫だった?怪我とかしてない?」

リン「うん、大丈夫だよカナコ」

カナコ「よかった、電脳マカロンあるから食べる?」

リン「ありがと、貰っておく」

カナコ「じゃあ後でメールに添付して送っておくね」
44yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:12:44 ID:VIr
「カナコちゃーん、こっちにも頂戴ー」

カナコ「うん、アンズちゃんの分もちゃんとあるよ」

アンズ「わーい、おやつゲットだぜ」

きらり「もうアンズちゃん!おかしばっかり食べてちゃダメにぃ!まんまるおデブの処理落ちナビになっちゃうよぉ?」

アンズ「へーきへーき、アンズは高性能だから」


カナコ「しょ、処理落ち……」

智絵里「カ、カナコちゃんはそんなに重くないよ?」
45yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:13:15 ID:VIr
「リン、ウイルス倒したのですね?ハラショーです」

リン「ありがと、アーニャ」

アーニャ「私たちも、ショージンですね、美波」

美波「ふふっ、そうだねアーニャちゃん。卯月ちゃん達のコンビネーションは見習わないと」

卯月「そんな、美波さん達の方がよっぽど凄いですよ」

リン「美波達はこのプロダクションでも上位の実力者だからね、きっと私たちより早く解決してたと思うよ」

美波「うーん、どうだろ?最近はアイドルのお仕事がメインであまりネットバトルもしてないし」

アーニャ「アーニャ、アイドルも、ネットバトルも大好きです。楽しいこと、いっぱいですね」

美波「そうだね。プロデューサーさんに出会ってから、毎日が夢のよう」

李衣菜「まさかナビと一緒にアイドル活動することになるなんて思わなかったからねー」
46yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:13:32 ID:VIr
ガチャ

武内P「お疲れさまです」

李衣菜「お、噂をすればだね」

武内P「?……いかがしましたか?」

卯月「ふふっ、内緒です」

武内P「はぁ……」
47yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:14:18 ID:VIr
.....


武内P「では、定例ミーティングを始めます」

武内P「まずは島村さん、本日のCM撮影お疲れさまでした」

卯月「はい!頑張りました!」

武内P「皆さんにも共有しておきたいのですが、撮影現場にてウイルス事故がありました」

武内P「大きな事件にはならなかったのですが、感染したウイルスは新型である可能性が浮上しています」

美波「新型、ですか?」

武内P「はい。詳細はチヒロさんが調査中ですが、今後インターネット等にも出現する可能性があります。皆さんも十分にご注意ください」
48yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:14:46 ID:VIr
智絵里「新型……もしカナコちゃんが襲われちゃったら、どうしよう……」

カナコ「大丈夫だよ智絵里ちゃん、そのときはウイルスに電脳キャンデーを渡して食べてる間に逃げちゃおう?」

ミク「それだとウイルスよりまずアンズチャンが引っかかりそうにゃ」

アンズ「んー、まあ否定はしない」

ミク「しないんかい!プライドくらい持とうよ!」

武内P「えー……続けます」
49yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:15:43 ID:VIr
武内P「皆さんに、新しい企画のお知らせです」

卯月「新しい企画?」

武内P「こちらが企画書です。確認してください」

李衣菜「えっと……全国アイドルネットバトル選手権…『シンデレラグランプリ』?」

武内P「はい。タイトルにある通り、アイドルの皆さんによるネットバトル大会が開催されることが決定しました」

美波「ネットバトルの大会、ですか?」

李衣菜「へー、なにこれおもしろそう!」

ミク「もしかしてこれ、ミクたち出れるの!?」

武内P「えぇ、我がプロダクションにも、出場者募集の要望が掛かっています」

リン「ネットバトルの大会か……」

アーニャ「リンは、興味ないですか?」

リン「ないと言えばうそになるけど、でも全国って言うだけあって出場者もたくさんいそうだよね」

卯月「やっぱり私たちが出会ったこと無いくらい強い人たちもいるんでしょうか?」
50yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:16:27 ID:VIr
武内P「もちろん、我が社のみならず、全国から多くのアイドルとそのパートナーのナビ達が出場すると思われます」

武内P「ですが、定員に限りがあるので、我が社から出演できるのは3組のみとなっています」

李衣菜「たった3組!?」

武内P「都内は特にアイドルプロダクションが多いこともあり、定員が絞られてしまっているようです」

智絵里「確かに、東京だけ多すぎても困りますから……」

武内P「今回は芸能事業部の中で3つあるアイドル部署の中から、それぞれ1組を選出して出場して頂くという話になりました」

きらり「えっとぉ、ってことはぁ……」

美波「この5組の中からだと、1組だけ出場できるということですね」

卯月「私たちの中から…」

リン「たった1組…」

武内P「そういうことになります。すみません、先方からの条件ですので」
51yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:17:00 ID:VIr
きらり「アンズちゃん、どうすゆー?」

アンズ「えー、言うまでもないじゃん。アンズはパス」

きらり「ぶー、アンズちゃんノリが悪いにぃ」

智絵里「わ、私もネットバトルは……ちょっと……」

カナコ「無理しなくても良いよ智絵里ちゃん、私も戦うのは得意じゃないから」

ミク「ミクは出たいにゃ!」

李衣菜「お、珍しく意見が合うね。ネットバトルの大会なんてロックじゃん!」
52yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:17:29 ID:VIr
美波「すみませんプロデューサーさん、この開催予定日ですけど……」

武内P「えぇ、わかっています。申し訳ありませんが、新田さんはその日に地方ロケの予定が入っていますので、今回の大会への出場はできかねるかと」

美波「やっぱりそうですか……。私たちは応援する側みたいだね、アーニャちゃん」

アーニャ「オディノキィ……寂しいです。アーニャも出場、したかったです」

武内P「申し訳ありません新田さん、アナスタシアさん。地方ロケは大会以前より企画されていたものなので、今回はスケジュール都合が合わず……」

美波「あ、気にしないでください。みんなの頑張ってる様子を見るのも楽しいので」
53yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:18:03 ID:VIr
李衣菜「そういえばプロデューサー、これってテレビ放送とかされるんですか?」

武内P「はい。大会の様子は全国に生中継される予定とのことです」

卯月「わぁ、生放送だってリンちゃん」

リン「うん、すごいね。卯月は大会出たいの?」

卯月「うーん、そうですね…」

きらり「卯月ちゃんはつおいからきっと大活躍だにぃ!」

美波「確かに卯月ちゃんなら、もしかして優勝狙えちゃうかも」

卯月「そ、そうでしょうか?」

武内P「島村さん、いかがですか?」

卯月「えぇっと……確かに興味はありますけど」
54yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:18:26 ID:VIr
李衣菜「あ、卯月ちゃんも出たいの?そうかぁ、どうしますプロデューサー?」

武内P「そうですね、では……」

卯月「あ、いや……やっぱり良いです」

李衣菜「え?良いの?卯月ちゃん」

卯月「はい、李衣菜ちゃんが出たがってますし。それに私も全国大会となるとちょっと……」

武内P「よろしいのですか?島村さん」

卯月「良いんです。ごめんねリンちゃん」

リン「別に謝る必要はないよ。卯月がそう決めたなら」

李衣菜「あー、なんかごめんね。遠慮してもらっちゃったみたいで」

卯月「えへへ、気にしないでください」
55yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:19:24 ID:VIr
ミク「……メにゃ」

李衣菜「ん?どしたのミク?」

ミク「ダメにゃあ!!!」

卯月「わぁ!」

李衣菜「きゅ、急に大きい声出さないでよ!」

武内P「ミクさん、どうしましたか?」

ミク「ミクは認めないよ!譲り合いで受け取った出場権なんてまっぴら御免にゃ!」

李衣菜「ミク……?」

ミク「李衣菜チャン!ネットバトルは勝負の世界、実力が物を言うにゃ!」

ミク「ミクは実力で出場権を勝ち取りたい!だから卯月チャン!リンチャン!」



ミク「ミク達と、ネットバトルで勝負にゃあ!!!」
56yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:20:20 ID:VIr
卯月「えぇ~!?」

李衣菜「えぇ~!?」

アンズ「いやオペレーターまで一緒に驚いてどうするのさ」

ミク「こら李衣菜チャン!ミクのオペレーターならもっとしっかりしなさい!」

李衣菜「ちょ、ちょっとミク!そんな勝手に……」

リン「ふーん……そういうの、嫌いじゃないよ」

卯月「リンちゃん?」

リン「卯月、ミクの挑戦受けて立とう。売られたバトルは買うのが礼儀だよ」

卯月「そうなんですか?」

ミク「さっすがリンちゃん!話がわかるにゃあ」

李衣菜「はぁ~……もうしょうがないなぁ。でもミクの言うことも確かだね、お情けで貰った出場権なんて確かにロックじゃないし」

李衣菜「ゴメン卯月ちゃん!そういうことだから、ネットバトルお願いできる?」

卯月「わ、わかりました!島村卯月、頑張ります!」
57yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:21:12 ID:VIr
武内P「……」

チヒロ「はからずとも、想定した結果になりましたね」

武内P「えぇ、私の方から提案するつもりでしたが、彼女たちは思っていた以上に、負けず嫌いなのかもしれません」

武内P「ミクさんの言う通り、ネットバトルは勝負の世界です。もちろん、アイドルの世界も」

チヒロ「譲り合いで手に入れられるほど、甘いものではないということですね」

武内P「……はい。お互いに高め合い、努力の末に得たものこそ本当に価値があると言えます」

武内P「今回の大会は我が社のネットアイドル事業にも大きな影響があると思います。彼女たちには、頑張って頂きたいです」

チヒロ「えぇ、そうですね」


武内P「(緒方さんとアンズさんの二人は、それぞれ自信と積極性を付けて頂く必要がありそうですね……)」
58yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:21:48 ID:VIr
......



アーニャ「ミナミ、モニターへの接続、終わりました」

美波「うん、ありがとアーニャちゃん。じゃあ二人とも、準備は良い?」

卯月「はい!」

李衣菜「オッケー!」

智絵里「ど、ドキドキします……」

きらり「二人ともファイトだにぃ

李衣菜「やるよミク、足引っ張んないでよね!」

ミク「りーなチャンこそ!」

リン「卯月!行くよ!」

卯月「はい!」




卯月「バトルオペレーション!セット!」

リン「イン!」
59yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:22:31 ID:VIr
第2プロジェクトルームの電脳....



ミク「さぁリンチャン!覚悟するにゃ!」

リン「その言葉、そっくり返すよ」

ミク「その強がりも今日までにゃ!ミクのスピードを見せてあげる!」

リン「(ミクはスピード重視のナビ、接近戦に持ち込まれたらマズイね)」

卯月「リンちゃん!一旦距離を置きましょう!」

リン「悪いけどミク、そう簡単に近寄らせてあげないから」

ミク「む、離れて遠距離攻撃するつもりでしょ。そうはいかないよ!りーなチャン!」

李衣菜「オッケー!チップスロットイン!トップウ!」 ビュオオオ!!

ミク「とりゃー!」

リン「……!(追い風を利用して突っ込んで来た!)」

ミク「ミクスラッシュ!」 ズバァ!!

リン「くっ……!」

卯月「リンちゃん!」

リン「大丈夫、かすっただけ」
60yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:23:23 ID:VIr
ミク「上手く避けたみたいだね、次はそうはいかないよ!」

李衣菜「ミク、構えて!フミコミザン!」

ミク「うにゃー!」

リン「くうっ!」 ガキィン!!

ミク「ミクのフミコミザンを受け止めるなんて流石だね!でも剣と爪、どっちが強いかにゃ!?」

リン「(速さだけじゃなく、パワーも申し分ない。やっぱりミクは強いね)」

卯月「リンちゃん!このチップで!」

リン「……!ありがと卯月!」

李衣菜「ヤバッ!」

ミク「んにゃ?」

リン「吹っ飛びなよミク、フウアツケン!」 ブワァァ!!

ミク「にゃあああああ!!?」

李衣菜「ミク!?」

リン「一旦形成を立て直すよ!」

卯月「はい!」
61yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:23:43 ID:VIr
ミク「くうぅ……油断したにゃ」

李衣菜「もうしっかりしてよ、卯月ちゃんの動作で反撃が来ることくらいわかったでしょ」

ミク「なっ!りーなチャンだって気付いてたなら教えてほしいにゃ!」

李衣菜「とっさのことだったから伝えるタイミングなかったんだよ!」

ミク「それならミクだってそんな暇なかったにゃ!」

ワー!ワー!キャー!キャー!

智絵里「ま、また喧嘩してます……」

美波「あはは……」

きらり「やっぱり仲の良いコンビだにぃ!」

アンズ「そうなのかなぁ?」
62yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:24:34 ID:VIr
リン「隙だらけだよミク!」

ミク「にゃ!?」

リン「ワイドショット!」

李衣菜「わわ!ミク避けて!」

ミク「言われなくても!」 サッ!

卯月「畳み掛けます!リンちゃん!これを!」

リン「うん!ツインファング!」

ミク「わわっ!回避ぃ!」 ドゴォン!!

リン「もう一発!」

ミク「あっぶないにゃ!」 ドゴォン!!

リン「やっぱりすばしっこいね」

卯月「まるで本物の猫ちゃんみたいです」

ミク「ふう……避け切った」

李衣菜「防戦一方じゃん、ミク」

ミク「りーなチャンがなんとかするにゃ!」

李衣菜「はいはい。ま、私に任せなさいって」

ミク「頼んだは良いけど、なんかムカつくにゃ」
63yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:26:02 ID:VIr
李衣菜「さぁミク、あのチップで行くよ!」

ミク「やっとアレを引けたかにゃ。よぉし、来いにゃ!」

リン「何かしてくる…?」

卯月「李衣菜ちゃんのことだから、油断はできません!」



李衣菜「スターライトチップ!スロットイン!」
64yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:26:46 ID:VIr
ミク「パワーアッープ!」 シュワーーン!!!

リン「な、何が起こってるの?」

ミク「さぁ行くよリンチャン!とぅ!」 シュイン!

リン「っ!……消えた!?」

ミク「こっちにゃ!」

リン「えっ?……きゃあ!」 ズバッ!!!

卯月「リンちゃん!」

リン「……っ!一瞬で後ろに現れた」

ミク「にゅっふっふ、びっくりしたにゃ?」

李衣菜「これが私たちのスターライトチップ、その名も『キャットウォーク』!」

ミク「今のミクは獲物を狙う猫チャン!もう誰も着いて来ることはできないにゃ!」
65yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:28:15 ID:VIr
きらり「おぉー!りーなちゃんのスターライトチップカッコいいにぃ!」

武内P「ワープ系のチップ、でしょうか」

美波「いえ、おそらく瞬間移動をしたわけではないですね」

アーニャ「ダー、ミク、凄い速さで動いてますね」

カナコ「見えないほど速いってことですか?凄い……」

アンズ「へー、やるじゃん。これで距離を取る戦法は難しくなったね」






チヒロ「スターライトチップとは、チップフォルダに1枚だけ入れることができるそのナビ固有チップのことです」

チヒロ「それぞれのナビの特色を生かした能力を発動させることができます」
66yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:28:56 ID:VIr
卯月「リンちゃん大丈夫!?」

リン「今度のはちょっと食らったかな……」

李衣菜「ミク!一気に決めるよ!」

ミク「よーし、リンちゃん覚悟するにゃあ!」

リン「っ!まだ効果が続いてるの!?」

ミク「とにゃあ!」 シュイン!

リン「また消えた!」

卯月「リンちゃん!これを使って!」

リン「はぁ!」 ガキィン!!
67yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:29:31 ID:VIr
ミク「むっ!バリアで防いだにゃ?」

李衣菜「でも防げても1発までだよ!ミク!そのまま二撃目!」

ミク「えい!」 ズバァ!!

リン「くっ!」 ガキィン!!

李衣菜「剣でいつまで受け止められるかな?ミク!そのまま連続スラッシュ!」

ミク「にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ!!!」

ガキィン!!ガキィン!!ガキィン!!ガキィン!!

リン「……っ!なんて猛攻……!」

卯月「リンちゃん!」
68yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:30:12 ID:VIr
カナコ「す、すごい。リンちゃん相手に押し勝ってる」

智絵里「カッコいい…」

李衣菜「へっへーん!私たちだってネットバトルの腕を磨いてるんだよ!」

ミク「さあリンちゃん、観念するにゃあ!」

リン「まだ……負けないよ!卯月!」

卯月「うん!スロットイン!エアシュート!」

リン「はぁ!」 バシュン!!

ミク「んにゃあ!?」 

リン「よし、当たった!」

卯月「この隙に距離を!」

ミク「くぅ~、逃がさないにゃ!」

李衣菜「ミク!もう一度構えて!次で決めるよ!」

ミク「よーし、狙いを付けるにゃ!」
69yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:31:13 ID:VIr
リン「見えなくても、地面の上を走ってることには変わりない……ならまずは、動きを封じる!卯月!」

卯月「はい!このチップなら……!スロットイン!」

ミク「とにゃあああ!」 シュイン!

リン「アイスステージ!展開!」 シュイーン!!

ミク「んにゃ!?」

李衣菜「な、なにこれ!?」

美波「アイスステージ、地面をアイスパネルに変えるチップだね」

アーニャ「アーニャと同じ、氷属性のチップですね」

ミク「わわわ!滑る!滑るにゃあ!」

リン「よっと」

李衣菜「な、なんでリンちゃんは普通に動けてるの!?」
70yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:32:29 ID:VIr
卯月「えへへっ、これです!」

武内P「あれは……エアシューズですか。地形効果を受けなくするチップです」

美波「そっか!アイスステージと同時に使ってたのね!」

李衣菜「そ、そんな!?」

ミク「と、止まらないにゃあ!」

李衣菜「わー!ミク!そっちは壁!!」

ミク「にゃあああああああああああ!?」

ドカーーーーン!!!

リン「あ、あれ……?」

卯月「思いっきり壁にぶつかっちゃいました……」
71yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:33:27 ID:VIr
ミク「きゅう…………」

李衣菜「ミ、ミクうううう!!?」

智絵里「ミクちゃん、グルグル目になっちゃった……」

美波「これは……」

武内P「…ミクさんはもう戦えませんね。この勝負、島村さんとリンさんの勝利です」

卯月「や、やりました!」

リン「ふぅ、ちょっと予想外な終わり方だったけど、なんとか勝てたね」

アンズ「最後ミクちゃん自滅しちゃったからねー」

アーニャ「アー、ミク、張り切り過ぎましたか?」
72yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:34:18 ID:VIr
李衣菜「くっそー……負けちゃったかー」

ミク「ふにゃぁ………」

李衣菜「おつかれ、ミク。今プラグアウトするね」

卯月「リンちゃんもお疲れさまです」

リン「うん、ありがと卯月」
73yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:34:49 ID:VIr
.....



武内P「では、勝負の結果を持ちまして、大会出場権を獲得したのは島村さんということになりました。多田さん、よろしいですね?」

李衣菜「はい。正々堂々やって負けたので文句はありません」

ミク「りーなチャン……ゴメン。ミク、勝てると思って調子に乗っちゃってた……」

李衣菜「良いよミク、結構良い勝負してたし。それに私も油断してたから」

ミク「りーなチャン……」

卯月「えっと、李衣菜ちゃん、ミクちゃん、ごめんね?」

李衣菜「ダメダメ卯月ちゃん」

卯月「え?」

李衣菜「勝った人が謝っちゃダメ、こういう時は堂々としてないと」

ミク「そうにゃ!ミク達を打ち負かしたんだから謝られても困るにゃ!」

武内P「島村さん、多田さん達の言う通りです」

卯月「プロデューサーさん…」

武内P「あなたは勝負に勝ちました。あなたには先へ進む権利があります。多田さん達の為にも」
74yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:35:25 ID:VIr
卯月「……そうですよね」

卯月「李衣菜ちゃん、ミクちゃん。私、頑張ります。大会でも、絶対勝ってみせます!」

李衣菜「うん、その意気だよ卯月ちゃん」

ミク「応援してるにゃ!」


きらり「良い話だにぃ……」

アンズ「うんうん、青春だねぇ」
75yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:35:50 ID:VIr
武内P「では、大会の出場者も決まったところで、もう時間も遅いです。本日はこれで解散とします。お疲れさまでした」

「「「お疲れさまでしたー!」」」


美波「卯月ちゃん、頑張ってね」

アーニャ「ダー、リンも頑張ってください」

きらり「みんなで応援しに行くにぃ!」

アンズ「観戦するのなら面白そうだしね」

智絵里「が、頑張って……!」

カナコ「当日は差し入れ持って行くね」

卯月「みんな……ありがとうございます!島村卯月、頑張ります!」

リン「やるからには、絶対負けないよ」
76yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:38:38 ID:VIr
翌日 346プロ中庭……



智絵里「はぁ……」

カナコ「智絵里ちゃん?どうしたの?」

智絵里「昨日のネットバトル、凄かったなぁって……」

カナコ「リンちゃんとミクちゃん?」

智絵里「うん、卯月ちゃんと李衣菜ちゃんのオペレートも凄かった…」

智絵里「でも私は…あんなオペレートは、できないんだろうなあって……。ネットバトル大会への出場も…断っちゃったし…」

カナコ「智絵里ちゃん……」

智絵里「ごめんねカナコちゃん……不甲斐ないオペレーターで」

カナコ「そんなことないよ智恵理ちゃん!私は智絵里ちゃんと一緒が良いからっ!」

智絵里「カナコちゃん……」

カナコ「そうだ!四葉のクローバー探そう?今日は見つかりそうな気がするから」

智絵里「……うん、そうだね」
77yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:39:24 ID:VIr
......



智絵里「うーん……ないなぁ」

カナコ「あ、見て智絵里ちゃん。テントウムシさんがいるよ」

智絵里「あ、ホントだ。…ふふっ、可愛い」

カナコ「……!智絵里ちゃん!」

智絵里「?」

カナコ「このテントウムシさんが乗ってる葉っぱ、もしかして…!」

智絵里「…あ、あった!四葉のクローバー!」

カナコ「やったね智絵里ちゃん!」

智絵里「うん…!ゴメンねテントウムシさん、ちょっとそのクローバー貰うね?」

ブーン

智絵里「あ、いっちゃった」

カナコ「テントウムシさんのおかげで見つけられたね」

智絵里「うんっ」
78yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:40:30 ID:VIr
.....



智絵里「今日はレッスン頑張れそう……!」

カナコ「うん、私も智恵理ちゃんに負けないよう頑張るよ」

智絵里「カナコちゃんも、もうすぐバーチャルフェスだもんね」

カナコ「そうなの。ダンス審査もあるから、今のうちに容量削減に励まないと…!」

智絵里「えっと……あんまり無茶はしないでね…?」

カナコ「えへへ、気を付けます」




智絵里「……?」

カナコ「智恵理ちゃん?どうしたの?」

智絵里「……まだ午前中なのに、スプリンクラーが上がってきてて…」

カナコ「あ、ホントだ。なんだろう?」

智絵里「機械の点検、かな……?」
79yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:41:16 ID:VIr
ブシュ・・・

智絵里「え…?」

ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!


智絵里「きゃあ!」

カナコ「智絵里ちゃん!」

智絵里「きゅ、急に水が……!」

カナコ「しかも凄い勢い!普通の量じゃないよ!」

ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

智絵里「……!こっちからも!」

カナコ「ど、どうなってるの!?故障!?」

智絵里「わ、わかんない……!」
80yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:41:48 ID:VIr
ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

キャー!!
ウワー!ナンダー!?
オイダレカトメロー!!


カナコ「向こうでも起こってるみたい!」

智絵里「に、庭中が水びだしになっちゃう……!」

カナコ「とにかく逃げないと!びしょぬれになっちゃうよ!」

智絵里「う、うん……!」
81yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:42:35 ID:VIr
智絵里「あっ……」

カナコ「どうしたの智絵里ちゃん?」

智絵里「お、お花が……」

カナコ「え?」

智絵里「花壇が水びだしに……クローバーも……」

カナコ「あ……確かにこのままじゃ、お花が痛んじゃう!」

智絵里「ど、どうしよう……水、まだ止まらないし」

智絵里「近くに誰か……誰かいないの?」

カナコ「みんな避難しちゃったみたい」

智絵里「そ、そんな……このままじゃ……」
82yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:43:26 ID:VIr
カナコ「……智絵里ちゃん!」

智絵里「え……?」

カナコ「多分この近くに水道の制御パネルがあるはずだよ!」

智絵里「制御パネル…?」

カナコ「うん、きっとそこで何かあったんだよ」

カナコ「多分、システムにエラーが発生したか、もしくは……ウイルスが現れたのかも」

智絵里「!……ウイルス」

カナコ「智絵里ちゃん、行こう!様子を見てこようよ!」

智絵里「でも私……ウイルスバスティングは……」

カナコ「このままだとお花が枯れちゃうよ?」

智絵里「そ、それは……」

カナコ「まずは様子を見てみるだけだから、ね?」

智絵里「う、うん……」
83yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:44:13 ID:VIr
.....



智絵里「制御パネル……建物の壁際……かな」

カナコ「……あ!あれじゃない?」

智絵里「あれが…?」

タッタッタッタ

カナコ「庭園水道管理制御盤……これだね」

智絵里「……!赤いランプが点滅してる」

カナコ「やっぱり何かあったんだよ!」

智絵里「でも、どうしよう……」
84yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:45:13 ID:VIr
カナコ「智恵理ちゃん!私をプラグインさせて!」

智絵里「え?カナコちゃんを……!?」

カナコ「私が制御盤の電脳空間に行って様子を見てくるから!」

智絵里「でも……もし強いウイルスがいたら……」

カナコ「大丈夫だよ、危なそうだったらすぐにプラグアウトして」

智絵里「う、うん」

カナコ「じゃあ行くよ、智恵理ちゃん!」

智絵里「……うん!」



智絵里「ぷ、プラグイン…!カナコ.EXE……トランス、ミッション……!」
85yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:45:46 ID:VIr
水道管理制御盤の電脳……



カナコ「っと……」

カナコ「……!電脳空間中が水びだしになってる…」

智絵里「か、カナコちゃん!聞こえる……?」

カナコ「聞こえるよ!」

智絵里「よ、よかった。通信は大丈夫みたい」

カナコ「でも電脳空間がまるで大雨の後みたいになってるよ……かなり深刻かも」

智絵里「どうしてこんなことが……」

カナコ「原因を探ろう!奥に進めば何かわかるかも!」

智絵里「う、うんっ!でも危なくなったらプラグアウトするから……!」

カナコ「わかってる、行こう!」
86yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:46:46 ID:VIr
......



カナコ「この辺も水びだしみたい」

智絵里「足場以外は水没しちゃってるね…」

カナコ「うん、歩ける道があるだけでも良かったよ」


ワップ!ワップ!タスケテー!

智絵里「…カナコちゃん!誰か溺れてる!」

カナコ「た、大変!このフォークに捕まって!」

「ハ、ハイー!」

カナコ「引き上げるよ!……えーいっ!」

「ワー!」 ドサッ

カナコ「ふぅ、大丈夫?」

「ダ、ダイジョウブデス!タスカリマシタ!」

カナコ「この制御盤のプログラムさんだね、一体何があったの?」

プログラム君「ジ、ジツハ!トツゼンミシラヌウイルスガヤッテキテ!」

智絵里「う、ウイルス……!」

カナコ「そのウイルスがどうしたの?」
87yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:47:31 ID:VIr
プログラム君「アットイウマニ、コノデンノウヲセイアツシテシマッテ……!」

プログラム君「イマモスキホーダイ、アバレマワッテイマス!!」

カナコ「やっぱりウイルスの仕業だったんだ…」

カナコ「プログラムさん、そのウイルスってどこに行ったかわかる?」

プログラム君「サキホド、ワタシヲミズニツキオトシタアト、オクノホウマデ……」

カナコ「さっき……じゃあウイルスは近くにいるんだね」

プログラム君「ハ、ハイ!タタカウナラ、キヲツケテクダサイ!」

智絵里「カナコちゃん……やっぱり戦うの?」

カナコ「智絵里ちゃん?」

智絵里「私…やっぱり無理だよ……、勝てる自信が……出ない……」

智絵里「きっと、カナコちゃんをデリートさせちゃう……!」
88yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:48:24 ID:VIr
カナコ「智絵里ちゃん……大丈夫だから!」

智絵里「!」

カナコ「もっと自分に、自信を持とう?ほら、今日は四葉のクローバーも見つけたでしょ?」

智絵里「四葉のクローバー……」

カナコ「私がいつも入ってるペンダントも四葉でしょ?大丈夫、智絵里ちゃんには四葉の幸運が味方してくれるから」

智絵里「カナコちゃん……」

カナコ「昨日の卯月ちゃん達のバトル、凄かったよね。私、すっごくカッコいいと思った」

智絵里「わ、私も……!」

カナコ「うん、だから智恵理ちゃんも、きっとああいう風になれるよ」

智絵里「私が……卯月ちゃん達みたいに……?」

カナコ「うん!まだ練習が必要かもしれないけど、努力すれば、いつかきっと」

智絵里「カナコちゃん……」

カナコ「だからここは、その最初の一歩。みんなを困らせてるウイルスを、私たちで倒そう!」

智絵里「………うん、わかった」

智絵里「私、やってみる……!」
89yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:48:55 ID:VIr
カナコ「うん!ありがとう智絵里ちゃん!」

プログラム君「ダイジョーブデスカ?」

カナコ「あ、プログラムさん。教えてくれてありがと!」

プログラム君「ウイルスハアオイロデサカナミタイナミタメヲシテイマス!クレグレモゴチュウイクダサイ!」

カナコ「うん!ありがと!さぁ行こう、智絵里ちゃん!」

智絵里「うん!」
90yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:49:46 ID:VIr
.....



カナコ「このあたりだと思うけど……」

……!!……!!

智絵里「……?な、何?」

カナコ「水の中に何かいる!?」

サバーン!!

ビチビチィッ!!!

智絵里「きゃあ!」

カナコ「出てきた!」

智絵里「青い魚みたいなウイルス……きっとこの子達が……!」

カナコ「智恵理ちゃん、行くよ!」

智絵里「う、うん!バ、バトルオペレーション!セット!」

カナコ「イン!」

ソイヤッ!!ソイヤッ!!ソイヤーー!!
91yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:51:17 ID:VIr
智絵里「カナコちゃん!最初のチップです!」

カナコ「ありがと智絵里ちゃん!」

サバアアアアアア!!

カナコ「スチールゼリー!えいっ!」 ポヨーン!

ソイヤッ!!

カナコ「避けられた!?」

智絵里「カ、カナコちゃん後ろ!」

カナコ「え?……きゃあ!」 ドスッ!!

ビチビチィッ!!

智絵里「カナコちゃん!?」

カナコ「だ、だいじょうぶ……体当たりを受けただけだから……」

智絵里「で、でも肩に傷が…!そ、そうだこれで……!」

智絵里「リカバリー!」 シュイン!!

カナコ「傷が治った……?智絵里ちゃんありがとう!」
92yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:52:10 ID:VIr
智絵里「うん!……あ、来るよ!」

カナコ「!」

サバオリイイイイイイイイイイ!!!

智絵里「どうしよう、今のでチップが……」

カナコ「それなら私のこのフォークで……!えーいっ!」 ザクッ!!

グエェーーー!!??

ドカーン!!!

カナコ「や、やった!1体倒したよ!」

智絵里「ウイルスを……倒せた……!」

カナコ「でもまだ他にもいるよ!この調子でやっつけよう!」

智絵里「うんっ……!」
93yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:53:01 ID:VIr
智絵里「カナコちゃん、次のチップを…!」

カナコ「うん!」

ソイヤアアアアアッ!!

カナコ「ブレイクハンマー!」 ドゴーン!!

グエエエエエェェェェ!!!??

ドガーン!!!

カナコ「やった……!当たった!」

智絵里「カナコちゃん凄い……!」

カナコ「えへへ、お餅つきの練習してて良かった」

智絵里「そ、そんなことやってたんだ……」


サアアアアアアアアバアアアアアアアアアア!!!!!


カナコ「……!最後の1体来るよ!」

智絵里「さっきの子達より……速い!」
94yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:53:51 ID:VIr
ソイヤアアア!! ブシャアアアア!!!

智絵里「カナコちゃんよけて!」

カナコ「……!? きゃあ!」

智絵里「カナコちゃん!?」

カナコ「うっ…くっ、今のは……ウォーターカッター?」

智絵里「カナコちゃん!?大丈夫!?」

カナコ「ちょ、ちょっと腕をかすっただけ……平気だよ」

智絵里「ウォーターカッターなんて……速すぎて避け切れない!カナコちゃん、逃げようっ!」

カナコ「ダメだよ智絵里ちゃん…あと1体なんだから」

智絵里「でも…このままじゃカナコちゃんが……!」

カナコ「大丈夫」

智絵里「カナコ…ちゃん…?」

カナコ「私たちには、四葉のクローバーの幸運があるでしょ?」

カナコ「それに…」

智絵里「…?」

カナコ「私は智絵里ちゃんのこと、信じてるから」

智絵里「カナコちゃん……」
95yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:55:40 ID:VIr
サバオリイイイイイイイイイイイイイイ!!

カナコ「智絵里ちゃん!」

智絵里「…うん、わかった!カナコちゃん構えて!」

カナコ「うんっ!」

智絵里「相手はおさかなさん、それにウォーターカッターは水・・・それならっ!」

智絵里「チップ、スロットイン!ラビリング!これをウォーターカッターにぶつけて!」

カナコ「うん!」

ブシャアアアアアアアアアアア!!!!!

カナコ「えいっ!」 バシュン!!

サバババババババババババババ!!!!!!??????

智絵里「カナコちゃん!今だよ!」

カナコ「うん!えーーい!!」 ザンッ!!

グエエエエエエエエエエエエエエエエエ!?

ドカーーーーン!!!
96yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:56:03 ID:VIr
智絵里「や、やった……」

カナコ「倒した……?」

智絵里「やった…!やったよ…!私たち、ウイルスを倒せたんだ……!」

カナコ「うん!やったね智絵里ちゃん!」

智絵里「これでお庭の水も…………!?」

カナコ「どうしたの?」

智絵里「水が……止まってない!?」

カナコ「えぇ!?」

智絵里「どうして……?ウイルスはやっつけたのに……」

カナコ「……!見て智絵里ちゃん!」

智絵里「?」

カナコ「制御盤の赤ランプがまだ付いてる!」

智絵里「そ、そんな……いったいどうして……」
97yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:56:40 ID:VIr
ゴゴゴゴゴゴゴゴ………

カナコ「……!な、なに!?」

智絵里「ど、どうしたの?」

カナコ「急に地響きが……」

智絵里「……!?カ、カナコちゃん……あ、あれ、水の中………」

カナコ「えっ……?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ………

カナコ「な、なに?あの大きな影……」

ゴゴゴゴゴゴゴ!!!

ザバアアアアアアアン!!!!



ソイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!



カナコ「きゃああああ!!」

智絵里「あ、あぁ……」 ペタン…
98yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:57:28 ID:VIr
ビィチビチィィィィィィィィ!!!!

カナコ「さ、さっきの何十倍も大きい……!まさか…これが親玉……?」

智絵里「カ、カナコちゃ……逃げ、逃げて……っ!(て、手が震えて、プラグアウトできない…!)」

サアアアアアアアアアアアアバアアアアアアアアアアアア!!!!

カナコ「きゃああああああああ!!」

智絵里「カナコちゃーーーん!!!」










「私の友達に、なにしてるのさ」
99yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:58:01 ID:VIr
ドゴーーーーーーーーーーン!!!

グエエエエエェェェェェ!!???


カナコ「………ふぇ?」

「大丈夫?カナコ」

カナコ「あ……!?リ、リンちゃん!!」

リン「なんとか間に合ったみたいだね」



智絵里「う、卯月ちゃん!」

卯月「大丈夫ですか!?智絵里ちゃん、カナコちゃん!?」
100yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:58:48 ID:VIr
リン「中庭が大変なことになってるって聞いて来てみたら、智絵里が制御盤の前にいたからさ」

卯月「間一髪でした!」

智絵里「う……卯月ちゃぁん……」グスッ

卯月「わわっ、智絵里ちゃん落ち着いて!もう大丈夫だから」

智絵里「うん……うんっ!」

リン「もしかして二人だけでウイルスバスティングしてたの?」

カナコ「う、うん。急にスプリンクラーが暴走し出して、それで……」

リン「……ふふっ、あれだけネットバトルに消極的だった智絵里がね」

智絵里「えっと……」

リン「うん、凄いと思う。智絵里も勇気、出したんだ」

カナコ「うんっ!智絵里ちゃん、頑張ったんだよ!」

智絵里「か、カナコちゃんのおかげだから……」

卯月「えへへ、とにかく二人とも無事でよかったですっ!」
101yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)17:59:39 ID:VIr
ソイヤァァァァ…………!!

リン「おっと、池の主さんが起きるみたいだね」

カナコ「こ、こんな大きなウイルス……どうやって倒せば」

リン「大丈夫、私たちならできるよ」

カナコ「え?」

卯月「智絵里ちゃん!一緒に戦いましょう!」

智絵里「えっ……!?で、でも私、弱くて……」

卯月「大丈夫です!智絵里ちゃんは強いですよ!」

リン「カナコも、今までしっかり戦ってこられたでしょ?」

カナコ「……うん!智絵里ちゃん!」

智絵里「…?」

カナコ「リンちゃん達と一緒に、このウイルスをやっつけよう!」

智絵里「……うんっ!」
102yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:00:17 ID:VIr
リン「さて、これだけ大きいと、一撃食らうだけでもヤバいね」

カナコ「ま、まずは離れて遠距離攻撃で行きましょう!」

リン「オッケー、卯月!」

卯月「はい!スロットイン!トライデント!」

リン「やぁ!」 バシュン!バシュン!バシュン!

カナコ「智絵里ちゃんこっちも!」

智絵里「う、うん!スロットイン!トレインアロー!」

カナコ「えーい!」 バシュン!バシュン!バシュン!

グエェーー!?

リン「割と効いてるみたい、このまま行くよ!」

カナコ「うん!」
103yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:00:55 ID:VIr
サアアアアアアヴァアアアアアアア!!! バシュン!バシュン!バシュン!バシュン!バシュン!

リン「!? まさか、魚雷!?」

卯月「たくさん来てます!」

カナコ「私がなんとかする!智絵里ちゃん!」

智絵里「うん…!スロットイン!ウズシオ!」

カナコ「えい!」 ザアアアアアアアア!!!

ドガガガガーーーン!!!!

卯月「凄い!全部壊せました!」

リン「やるじゃん、カナコ」

カナコ「えへへ」
104yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:02:10 ID:VIr
ソイヤァ!!! ザブーン!!

リン「……!水の中に潜った!」

卯月「どうしよう、これじゃ攻撃が当てられません…!」

智絵里「……!カナコちゃん!リンちゃん!下です!」

ドガーン!!

ソイヤァァァァ!!!! 

カナコ「きゃあ!」

リン「くっ!」

卯月「リンちゃん!?」

リン「大丈夫、なんとか避けたから…」

卯月「まさか足場を突き破ってくるなんて…」

カナコ「水の中から突進されたら太刀打ちできないよ!」

智絵里「やっぱり、このウイルス手ごわい…」

リン「水属性の私には有利なフィールドなんだけど、相手も水属性でしかも泳げるとなると、厳しいね」

卯月「水属性……ってことはウイルスの弱点は電気でしょうか?」

智絵里「……!う、うん、そうだよ!さっきもそれで1体倒して……」
105yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:02:50 ID:VIr
リン「なるほど、なら電気属性の技をぶつければ、もしかしたら」

カナコ「だ、だけどリンちゃん!」

リン「?」

カナコ「私たちの足元、水びだしだよ?あの巨体だと、足場も感電させちゃいそう…」

カナコ「無属性の私はともかく、水属性のリンちゃんは…」

リン「……確かに、大ダメージだろうね」

智絵里「そんなっ…!」

カナコ「だ、ダメ!そんな危ないこと、できないよ!」

卯月「エアシューズはどうでしょう?」

リン「確かにあれは地形効果を受けないけど、電気の流れはまた別だろうね」

卯月「うーん、そうですか…」
106yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:03:38 ID:VIr
智絵里「……!そ、そうだ、カナコちゃん!」

カナコ「どうしたの?」

智絵里「私、今持ってるの!私たちの…スターライトチップ!」

リン「カナコ達の、スターライトチップ?」

智絵里「うん、今まで使うことはなかったんだけど、今この場でなら……!」

カナコ「そっか!きっと感電しなくて済む!」

卯月「智絵里ちゃん達のスターライトチップ……気になります!」

智絵里「効果を説明するね、えっと……」
107yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:04:11 ID:VIr
ザパーン!! サヴァアアアアアアアア!!! 

リン「来たよ!」

カナコ「私が引き付けるから、智絵里ちゃんは二人に説明を!」

智絵里「う、うん!気を付けて……!」



ソイヤァアアアアアアアアア!!!

カナコ「こっちだよ!ヘンな鳴き声のおさかなさん!」

ビチビチィ#!?ソイヤァァァ!!




リン「……なるほど、それならいけるかも」

卯月「カナコちゃんらしい効果だね!」

智絵里「う、うんっ……二人で考えて作ったんだ」

リン「よし、じゃあ急いで準備しよう。カナコ!戻ってきて!」
108yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:04:44 ID:VIr
カナコ「はぁ…はぁ……走るのは…や、やっぱり苦手……」

卯月「お疲れさまです、カナコちゃん」

智絵里「カナコちゃん、疲れてるところゴメンね?」

カナコ「う、うん!休んでなんかいられないよ!」

リン「よし、やろう!」

ソイヤアアアアアアアアア!!!



智絵里「スターライトチップ、スロットイン!」

カナコ「キャンディアイランド!!」 パアアアアアアアアア
109yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:05:38 ID:VIr
ビチィ?

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ドサアアアアアアアアアアア!!!

グエエエエエエ!?


リン「凄い……ホントに大量の飴が降って来た」

卯月「飴が山積みになって、まるで島みたいです!」

智絵里「リンちゃん!その飴の上に乗って!」

カナコ「飴の包み紙はセロハンだから、電気を通さないよ!」

リン「うん!」

卯月「この上なら大丈夫です!」

サヴァオリイイイイイイ!!!

リン「ここからは私たちの番だね、卯月!」

卯月「はい!準備はできてます!」
110yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:06:52 ID:VIr
リン「まずは動きを止めるよ!」

卯月「はい!スロットイン!ラビリング!」

リン「はぁ!」 バシュン!

サババババババババババババ!!!???

リン「よし、ここは感電してない!卯月!」

卯月「はい!コンボで行きます!スロットイン、プリズム!そしてライトニング!」

リン「せーのっ、えい!」

ヒューン、ドスン!!

リン「全くソイヤソイヤって…お祭り騒ぎはここまで。トドメの一発、食らいなよ!はぁっ!!」

バリバリバリバリバリ!!!

グゥエエエエエエェェェェェェェェェェェ!!!????

ドッガーーーーーーーーーン!!!
111yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:07:28 ID:VIr
リン「……よし、デリート完了」

カナコ「やった……やったよ!智絵里ちゃん!」

智絵里「あんな大きなウイルスを……倒しちゃった……」

卯月「はい!智絵里ちゃんとカナコちゃんのおかげです!」

智絵里「そんな……私は、何も出来なくて……」

リン「そんなことないよ」

智絵里「え?」

リン「智絵里とカナコのスターライトチップが無かったら、私たちもどうなってたか」

卯月「はい!だから智絵里ちゃん、ありがとう!」

智絵里「う、卯月ちゃん…リンちゃん…」

カナコ「よかったね、智絵里ちゃん!」

智絵里「うん……うんっ!」

卯月「あ!見てください!水が止まってます!」

智絵里「ほ、ホントだ」

カナコ「やっぱりさっきのウイルスで最後だったんだね」

リン「よかった、もう問題ないみたいだね」
112yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:08:54 ID:VIr
.....



智絵里「……じゃあ、大丈夫なんですか…?」

職員「はい、多少水に漬かってしまいましたが、花壇は全て元に戻ります。対処が早かったおかげでしょう」

智絵里「よかった…」

カナコ「やったね智絵里ちゃん」

智絵里「うんっ」

職員「今回の件、本当に皆様にはご迷惑を……。私共より早く、ましてやアイドルの方に対応してもらうとは」

卯月「いえ、良いんです。とっさのことでしたから」

リン「私たちは途中からだよ。頑張ったのは智絵里とカナコの二人」

智絵里「えっと…その…」

卯月「ふふっ、智絵里ちゃん。謙遜しなくても良いんだよ?中庭のお花を守ったのは間違いなく智絵里ちゃん達だから」

智絵里「……///」

リン「それにしても、まさか346プロ社内にもウイルスが出現するなんて…」

カナコ「もしかして、プロデューサーさんが言っていた新型なのかな?」
113yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:09:42 ID:VIr
職員「詳しいことはまだ……。ですがこの庭の水道システムは外部の貯水施設のネットワークと繋がっています。おそらくそこから侵入したものかと」

リン「やっぱり、昨日戦ったウイルスみたいなのが他にも…」

職員「我が社としても、今回の件により対策が本格化されるでしょう。皆様も十分お気を付けください」

卯月「はい!」

智絵里「わ、わかりました…!」
114yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:10:32 ID:VIr
卯月「とりあえず、無事解決して良かったね」

智絵里「う、うん……あの、卯月ちゃん」

卯月「うん?」

智絵里「さっきは本当に、あ…ありがとうございます!」

卯月「あ、い、良いですよそんなこと!」

智絵里「私……ずっと自信が持てなかったの」

卯月「智絵里ちゃん…?」

智絵里「昨日も大会出場を断って…さっきも最初は逃げ出そうとしてた。カナコちゃんにも、何度も危険な目に合わせちゃって…」

カナコ「智絵里ちゃん……」

智絵里「でも……私、少しだけ、変われた気がする」

卯月「……」

智絵里「カナコちゃんに励まされて、一緒に戦えて、初めてウイルスを倒して……私、ちょっとは成長、できたのかなって」

リン「うん、智絵里は成長した。間違いなく、そう言えるよ」

智絵里「リンちゃん……ありがとう」
115yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:11:35 ID:VIr
卯月「えへへ、よかったね智絵里ちゃん!」

智絵里「うんっ!……だから、あのね、卯月ちゃん」

卯月「?」

智絵里「わ、私と、カナコちゃんと……今度、ネットバトルをしてほしいんだ…!」

卯月「え?」

リン「私たちと?」

智絵里「私、卯月ちゃんと戦いたい…!もっと、カナコちゃんと一緒に、強くなりたいから…!」

カナコ「智絵里ちゃん…!」

卯月「智絵里ちゃん………うん!よろこんで!」

リン「ふふっ、やるからには手を抜かないよ、覚悟してねカナコ」

カナコ「もちろんだよリンちゃん!」

智絵里「あ、ありがとう卯月ちゃん…!」

卯月「でもまずは、今日のレッスン頑張ろう?」

リン「アイドルもネットバトルも、両方楽しむがプロデューサーの言葉だからね」

智絵里「うん!」
116yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:12:26 ID:VIr







第1章 完

第2章へ続く
117yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:14:33 ID:VIr
<多田李衣菜>
ロックなアイドルを目指す少女。
卯月と同じく346プロ芸能事業部第2プロダクション所属のアイドル。
ネットナビ「ミク」のオペレーターで、使用端末は音楽プレイヤー。
ミクはこの中にインストールされている。
ミクとはよく喧嘩をするがすぐに仲直りするため、2プロダクションの風物詩となっている。

<ミク>
李衣菜のネットナビ。モデルは前川みく。
猫耳と尻尾が特徴的な猫娘型ナビ。機動力に優れたスピード重視の性能を持つ。
デフォルト武器の爪を駆使して戦うのが得意。
オペレータの李衣菜とはよく喧嘩しウマが合わないが、コンビネーションは抜群。
人間とナビが本気で喧嘩し、すぐに仲直りするような関係は珍しいため、武内Pが特に注目している二人である。
使用スターライトチップは「キャットウォーク」。
脚力を大幅に上昇させ、目にもとまらぬ速さで動き、相手を翻弄する効果を持つ。
118yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:17:09 ID:VIr
<緒方智絵里>
少し気弱な小動物系アイドル。
346プロ芸能事業部第2プロダクション所属アイドルの一人。
ネットナビ「カナコ」のオペレーターで、使用端末はクローバーのペンダント。
ペンダントには超小型のカメラやマイクロチップ等が組み込まれており、
カナコはここにインストールされている。
智絵里が四葉のクローバーを探す際、一緒に探してあげるためである。
ネットバトルはおろか、アイドル活動にもあまり自信が持てないでいたが、
今回の事件を通してカナコとの絆も更に深まり、自信が付いた。

<カナコ>
智絵里のネットナビ。モデルは三村かな子。
電脳スイーツをこよなく愛し、仲良くなったナビ達にメール等で配っている。
スイーツの食べ過ぎの為か容量が大きく、いろいろと動作が遅い。
本人はそれをとても気にしており、容量削減のためにダイエットをよくするが、
それでもスイーツは止められないらしい。
等身大のフォークをデフォルト武器としている。
使用スターライトチップは「キャンディアイランド」
大量の飴を召喚し、ウイルスに食べさせて油断させる効果がある。
1粒が大きいため、投げて攻撃することも可能。
今回は召喚した飴で島を作り、感電を防ぐ使い方をした。
119yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:19:34 ID:VIr
<諸星きらり>
身長186cmの長身アイドル。
346プロ芸能事業部第2プロダクション所属アイドルの一人。
ネットナビ「アンズ」のオペレーター。
使用端末は携帯ゲーム機でアンズがインストールされている。
きらりが遊ぶためというより、アンズが個人的に遊ぶため、
汎用電子端末よりこっちが良いとアンズがねだった結果、ゲーム機を持ち歩くことになった。
世話焼きで面倒見が良く、他のメンバーからの信頼も厚い。

<アンズ>
きらりのネットナビ。モデルは双葉杏。
実はネットナビの中でも最上級クラスの演算能力を持つ高性能ナビ。
その処理速度はチヒロ以上。
だが、その性能と引き換えに怠け者という欠陥がついてしまっている。
他の4人と同じくアンズもアイドルだが、基本的に不真面目なので武内Pも手を焼いている。
ゲーム実況などをメインとしており、少し変わった特色のナビアイドル活動を行っている。


きらりとアンズの活躍は後の章で。
120yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:20:58 ID:VIr
<新田美波>
346プロ芸能事業部第2プロダクション所属アイドルの一人。
メンバー最年長の19歳。
ネットナビ「アナスタシア」のオペレーターで、使用端末はスマートウォッチ。
アナスタシアがインストールされている。
文武両道の天才肌で卯月にも勝るネットバトルの腕前を誇る。
第2プロダクション所属アイドルの中でも特に人気が高く、
都内のみならず全国規模でアイドル活動を行っている。

<アナスタシア>
美波のネットナビ。モデルはアナスタシア。
通称アーニャ。ロシア製ネットナビで日本語処理能力がまだ不慣れの為、カタコトで話す。
氷属性であり、氷系の技を得意とする。デフォルト武器はレイピア。
他のネットナビに漏れず、アイドル活動を行っているが、
その美しい外見、振る舞いから絶大な人気を誇っており、
既に美波と同じく部署内No1の人気を獲得している。


美波とアーニャの活躍は後の章で。
121yE6CqWUBgbxm :2018/09/29(土)18:22:09 ID:VIr
第2章は来週~再来週あたりに投稿します
122名無しさん@おーぷん :2018/10/05(金)00:26:11 ID:iyK
そういえばしぶりんがロックマン最新作で声当ててたな
123yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:52:10 ID:Wxo
第2章 投稿します
長いです
124yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:52:33 ID:Wxo
とあるイベント会場…



武内P「握手会お疲れさまです。おかげさまで盛況でした」

卯月「はい!ファンのみなさんにも喜んでもらえてよかったです!」

武内P「では車を取ってきます。駐車場まで距離があるので、一旦こちらでお待ち頂けますか?」

卯月「あ、そうですか………あの、プロデューサーさん?」

武内P「…?なんでしょうか」

卯月「えっと、どうせなら、私も一緒に行きます」

武内P「え?……し、しかし、仕事でお疲れの島村さんを歩かせるわけには…」

卯月「いえ、私なら大丈夫です。それに藍子ちゃんも言ってましたよ?知らない場所を歩くのもお散歩の醍醐味だって」

武内P「……」

卯月「ダメ…でしょうか?」

武内P「……わかりました。そんなに長距離でもありませんので」

卯月「わぁ!ありがとうございます!」
125yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:52:54 ID:Wxo
.....



卯月「こうして、プロデューサーさんとふたりで歩くのも久しぶりですね」

武内P「そう…でしょうか」

卯月「最近忙しくなってきて、あまりプロデューサーさんと一緒にお話しする機会も減ってきちゃって……」

卯月「…少し、寂しいです」

武内P「……そのお気持ちは、嬉しいです。ですが、それは喜ばしいことです。アイドルとしての活動が増えてきたということですから」

卯月「……そう、ですよね……はい、良い事なんですよね」

武内P「……」

卯月「でも……もうちょっとだけでいいから、プロデューサーさんと一緒にいられる時間が、欲しいなって…」

武内P「島村さん……」

卯月「……えへへ、ごめんなさい。困らせちゃいましたね」

武内P「いえ…!そのようなことは…」
126yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:53:11 ID:Wxo
リン「……あのさぁ」

卯月「わ!リ、リンちゃん!?いたんですか!?」

リン「いるに決まってるでしょ!全く、ふたりでイチャイチャしちゃってさ…」

卯月「い、イチャイチャなんて!し、してませんよ!」

武内P「……」

リン「プロデューサーも、いつもの癖出てるよ。困った時に手を首に置く癖」

武内P「す、すみません」

リン「はぁ……、私をアイドルに誘ったときから全く変わってないね」

卯月「あ、懐かしいですね」

武内P「……あの時は、いろいろとご迷惑を……」

リン「別に良いって、プロデューサーが悪いわけじゃなかったし」

卯月「確か、あんな感じの公園でしたね」

武内P「…えぇ、そうですね」

卯月「……そうだ!プロデューサーさん、まだ時間ありますよね」

武内P「?……はい、大丈夫ですが」



卯月「公園、寄っていきませんか?」
127yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:53:33 ID:Wxo
とある公園…



卯月「なんだか懐かしいですね」

武内P「……」

卯月「私とプロデューサーさんが出会ったのが、私が通ってた養成所で…」

卯月「私がアイドルになった後、リンちゃんもプロデューサーさんに誘われたんでしたよね」

リン「うん、急だったから、凄く驚いた」

リン「ネットナビがアイドルだなんて…何を言ってるんだろうこの人はって思った」

武内P「……」

リン「私は、アイドルになることに反対して……今思うと、ちょっと子供っぽかったかなって」

卯月「ふふっ、それで近くの公園で話し合いをしてたら、事件が起こって…」

卯月「あの時のことがあったから、私たちはこうして二人ともアイドルしてるんだなって」

武内P「……あの時は、不甲斐ない姿を…お見せしてしまいました」

リン「そんなことないよ。必死なプロデューサー、悪くなかったから」

武内P「……」

卯月「ふふっ、もう少し歩きましょうか」
128yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:53:57 ID:Wxo
.....



武内P「……?」

卯月「どうしました?」

武内P「あれは……」

「よっ……とっ……!」

卯月「女の子?ダンスの練習でしょうか?」

「ここで………ターンっ!」

武内P「………」

「できた……わーい!できたよー!」

卯月「わぁ、上手ですね!ステップもターンも凄く綺麗でした」

武内P「………」

卯月「プロデューサーさん?」
129yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:54:20 ID:Wxo
武内P「……!す、すみません、なんでしょうか?」

リン「……プロデューサー、もしかして今、あの子に見惚れてた?」

武内P「い、いえ、そういうわけでは……」

リン「……ロリコン」 ボソッ

武内P「!?」 ガーン…ッ!

卯月「リ、リンちゃん?それは流石にちょっと…」

リン「……ゴメン、言い過ぎた」

武内P「い、いえ……大丈夫……です……」
130yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:54:34 ID:Wxo
卯月「あの子が気になるんですか?」

武内P「……光るものが、見えました」

リン「光るもの?」

武内P「……笑顔、です」

卯月「あ、久しぶりに聞きました!」

リン「全く、いつもそれだねプロデューサーは」

武内P「す、すみません……」

リン「……もしかして、プロデューサー…」

武内P「……」

卯月「?」
131yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:54:56 ID:Wxo
リン「……はぁ、しょうがないな」

リン「行ってきなよ、プロデューサー。私たちも一緒に行くから」

武内P「…! よろしいのですか?」

卯月「えっと、どこに行くんですか?」

リン「あの女の子のところだよ、こうなったプロデューサーはほおっておくと危ないから」

卯月「…あ、そっか!分かりました!行きましょうプロデューサーさん!」

武内P「……すみません、お手数おかけします」
132yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:55:29 ID:Wxo
「よーし、じゃあ次の曲、行ってみよ~!」

武内P「あの……」

「……?だれー?」

武内P「突然もうしわけありません。わたくし、こういうものです」

「わぁ名刺だー!みりあ初めて貰ったー!」

武内P「みりあさん…ですか」

みりあ「うん!赤城みりあだよ!」

武内P「私は346プロというところでプロデューサーをしている者です。そしてこちらは…」

卯月「島村卯月です!みりあちゃん、よろしくね!」

みりあ「卯月ちゃん!?知ってるー!テレビで見たことあるもん!」

卯月「わぁ、嬉しいです!」

みりあ「すっごーい!本物の卯月ちゃんだ!ねーねー!どうしてここにいるの?」

卯月「えっと…そうですね」

武内P「詳しいことは後程、それで……赤城みりあさん」

みりあ「?」





武内P「アイドルに……興味はありませんか?」
133yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:56:05 ID:Wxo
みりあ「え?アイドル?」

武内P「はい」

みりあ「……」

武内P「……赤城さん?」

みりあ「……すっごーい!!」

卯月「わ、びっくりした」

みりあ「これ、スカウトって言うんだよね!?みりあ、スカウトされちゃったのー!?」

武内P「は、はい。そういうことになります」

みりあ「わぁ!みりあ、スカウトされちゃった!えへへ~♪」

リン「…なんだかすごいはしゃいでるね」

みりあ「ねぇねぇ!みりあのどんなところがアイドルみたいなの?」

武内P「笑顔です」

みりあ「えがおー?」

卯月「あはは……あまり深く考えなくても良いよ?」
134yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:56:45 ID:Wxo
みりあ「よくわかんないけど、みりあ、アイドルになれるの?」

武内P「はい。あなたが望むなら」

みりあ「わぁっ、すっごーい!みりあ、アイドルに…」



「ちょっと待ったーーー!!!」
135yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:57:23 ID:Wxo
武内P「!?」

卯月「え?」

リン「だ、誰?」

みりあ「ど、どうしたのミカちゃん?」

ミカ「さっきから黙って聞いていれば……なんなのアンタ達!?」

卯月「ネットナビ!」

リン「もしかしてこの子の…?」

みりあ「ミ、ミカちゃん?どうして怒ってるの?」

ミカ「みりあちゃんには怒ってないよ。アタシはこの人達に怒ってんの!」

卯月「わ、私たちですか?」

ミカ「というより、そこのアンタよアンタ!」

武内P「わ、私でしょうか?」

ミカ「そう、アンタ。暗殺者みたいな顔しちゃってさ……みりあちゃんに一体何させようとしてるわけ!?」
136yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:57:59 ID:Wxo
武内P「暗…!?」

卯月「あわわ……」

リン「直球だね…」

ミカ「みりあちゃん!こんな怪しい男の言うことなんて聞いちゃダメ!」

みりあ「えーなんでー?」

ミカ「だってあからさまに怪しいじゃん!いきなり来てアイドルになれとかさ!」

ミカ「隣に女の子がいたから一応しばらく監視してたけど、アンタ一人ならアタシ間違いなく速攻で防犯ブザーならしてたよ」

武内P「わ、私は……決して怪しいものでは」

ミカ「その顔で言っても説得力ないの!」

武内P「!?」 ガーン…ッ!

卯月「な、なんか今日は散々ですねプロデューサーさん…」
137yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:58:29 ID:Wxo
「もー!さっきからお姉ちゃんばっかり喋っててずるいー!」

卯月「え…?」

ミカ「リカは黙ってて!これは大人のお話なの!」

リカ「ネットナビに大人も何も無いじゃーん!私も会話に参加させてよ―!」

リン「も、もう一体いるの?」

卯月「なんだか、二人とも似てますね」

みりあ「ミカちゃんとリカちゃんは姉妹ナビなんだよー!」

リカ「ハーイ、妹のリカでーす!よっろしくー
138yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:58:57 ID:Wxo
ミカ「ちょっとリカ!でしゃばらないの!」

リカ「良いじゃんケチー!みりあちゃんのピンチなら私だって気になるもん!」

みりあ「みりあ、今ピンチなのー?」

ミカ「ピンチもピンチ、もうすっごい危ない状況!私がみりあちゃんを守るんだからね!」

武内P「わ、私はただ……」

ミカ「大体アイドルなんてわけのわからないもの、みりあちゃんにさせるなんて…」

リカ「でもアイドルだよ?みりあちゃんすっごく可愛いし、似合うと思うなー」

みりあ「えへへ~♪」

ミカ「確かにみりあちゃんはすっごく可愛い完壁美少女だけど、それとこれとは話が別!」

ミカ「みりあちゃんをアイドルなんてイミわかんないものには、絶対させないんだから!」
139yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)00:59:44 ID:Wxo
武内P「困り…ました…」

卯月「うぅ……ここまで否定されると…ちょっと……」

リン「……ねぇアンタ、ミカ、だっけ」

ミカ「なに?アンタ、そこの卯月って子のナビ?」

リン「リンだよ。それより、さっきのアイドルに対する発言、聞き捨てならないかな」

卯月「リンちゃん…?」

リン「アイドルは意味わからないものなんかじゃない。何も知らないのに、勝手に決めつけないで欲しいな」

ミカ「……へぇ、言うじゃん。ネットナビのアンタに何が分かるっていうの?」

リン「私も卯月と一緒、アイドルやってるから」

ミカ「アンタが…?」

リカ「あ、知ってる!今話題のネットナビアイドルでしょ!」

ミカ「…確かに聞いたことあるね、アンタがそうだって言うの?」

リン「そうだよ、アンタが言う意味が分からないものをやってるのが私」

卯月「リ、リンちゃん?ちょっと落ち着きましょう…?」

リン「卯月、ここは引くわけにはいかない……あの時の私を見てるようだから」

卯月「あっ…」
140yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:00:38 ID:Wxo
ミカ「ネットナビはオペレーターの助けになるのが仕事でしょ!アイドルなんてものによく現を抜かせるよね」

リン「なにもナビゲートだけがネットナビの仕事じゃないよ。それに今のアンタの方が、オペレータの意見も聞かず暴走してるように思えるな」

ミカ「な…!私はみりあちゃんのことを思って…!」

みりあ「ミカちゃん…」

ミカ「…みりあちゃんはどうしたい?こいつらの言うこと、本気にするの?」

みりあ「みりあ……わかんない。ミカちゃん達も大切だし、でも、アイドルも楽しそうだし……」

ミカ「みりあちゃん…」


リカ「ねーねー、それならさぁ」

みりあ「?」



リカ「ネットバトルで決めればよくなーい?」
141yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:01:13 ID:Wxo
ミカ「…!なるほど、その手があったね」

卯月「ネットバトル、ですか?」

リカ「そう!こういう難しい話はさっ、勝ち負け決めてバシッと終わらしちゃおうよ!」

リン「確かに、このままだと平行線だしね」

みりあ「わーい!みりあ、ネットバトルだーいすき!」

卯月「みりあちゃんもネットバトルするんですか?」

みりあ「うん!すっごくたのしいよ!」

武内P「ネットバトル……」

ミカ「ほら、アンタが当事者なんだから、ナビ持ってるでしょ。出しなよ」
142yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:01:48 ID:Wxo
武内P「い、いえ…それが」

ミカ「ん?」

卯月「あ、そっか。チヒロさん、今日は事務所でお仕事でしたっけ」

リン「それに、チヒロさんはそもそも戦えないしね」

武内P「は、はい…」

ミカ「なに?アンタナビ持ってないの?それでよくプロデューサー業なんてできるね」

武内P「……」

ミカ「で?どーすんの?ネットナビがいないんじゃ、バトルできないけど」

武内P「そ、そうですね……」
143yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:02:15 ID:Wxo
卯月「あ、あの!」

武内P「?」

卯月「私、やります!」

武内P「島村さん…?」

リン「ここまでアイドルを否定されてちゃ、黙ってられないからね」

卯月「頑張ります!」

武内P「……わかりました。お二人なら、大丈夫でしょう」

ミカ「…へぇ、アンタが相手?」

リン「言っておくけど、私も卯月も強いから」

リカ「みりあちゃんとアタシ達もちょー強いし

ミカ「アンタ達、みりあちゃんの実力知らないでしょ?」

卯月「みりあちゃんの実力…ですか?」

みりあ「えっとねー、この前大会で優勝したの!」

リン「ゆ、優勝…?」
144yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:02:30 ID:Wxo
ミカ「都内小学生ネットバトル大会、その優勝者がみりあちゃんだよ」

リカ「すっごいんだから!東京中の小学生の誰よりも強いんだよ!もちアタシ達もね

武内P「なんと…」

卯月「す、すごいです!」

みりあ「えへへ~♪」

リン「思った以上に強敵みたいだね、卯月」

卯月「は、はい!でも私、負けません!」
145yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:02:50 ID:Wxo
リン「それで?どっちが相手するの?」

ミカ「ま、流れからすると私かな?」

リカ「あーずるい!お姉ちゃんばっかりー!」

ミカ「もうリカ!これは真剣勝負なんだから、わがまま言わないの!」

リカ「やだやだー!アタシもバトルするー!」

ミカ「ちょっと…も~…」




みりあ「じゃあ私、二人ともオペレートするねっ!」
146yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:53:36 ID:Wxo
武内P「…!?」

卯月「え、えぇ~!?」

ミカ「良いの?みりあちゃん」

みりあ「うん!こないだの大会みたいに、交代交代はできなさそうだし」

リカ「やったー!お姉ちゃんと一緒に戦える!」

リン「嘘でしょ…?ナビを2体同時にオペレートだなんて…しかも小学生が…」

ミカ「だから言ったでしょ?みりあちゃんの実力を舐めないでよねって」

みりあ「リカちゃんだけバトルできないなんて可愛そうだもん!」

ミカ「で? 2対1になっちゃうけど、それでも良い?」
147yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:54:21 ID:Wxo
卯月「ど、どうしましょうリンちゃん……」

リン「…2体同時だなんて、美波でもできるか分からない。聞いたことないよ」

卯月「そうですよね。みりあちゃん本当に凄い…」

リン「でも、これはある意味有利かもね。普通に考えて、1体をオペレートするより明らかに神経を使う」

リン「オペレートにもムラが出ると思う。隙を作りやすいかも」

卯月「な、なるほど」

リン「ここは受けて立とう。それに…」

卯月「それに?」

リン「2対1の勝負に勝ったっていうのも、なかなか箔がつくと思わない?」

卯月「……ふふっ、リンちゃんはやっぱり負けず嫌いですね」

リン「そ、そうかな」

卯月「わかりました!島村卯月、頑張ります!」
148yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:54:52 ID:Wxo
みりあ「バトルしてくれるの?やったー!」

ミカ「へぇ、2対1の勝負を受けるなんて、アンタも物好きだね」

リカ「手加減なんてしないんだからー!」

リン「そっちこそ、ハンデを背負ったのはどっちなのか、はっきりさせてあげる」

卯月「リンちゃん!行きます!」

リン「うん!」

みりあ「二人とも、行っくよー!」

ミカ「リカ!久しぶりに、私たちのコンビネーション見せてやろうよ!」

リカ「よーし、やっちゃうぞー!」




卯月「バトルオペレーション!セット!」

リン「イン!」
149yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:55:17 ID:Wxo
リン「小学生最強の実力、見せてもらうよ」

ミカ「言われなくても見せてあげるんだから!」

みりあ「ミカちゃん!お願い!」

ミカ「オッケーみりあちゃん!行くよリカ!」

リカ「うん!お姉ちゃん!」


ミカ・リカ「「リンクオン!シンクロニシティ!!」」


卯月「な、何!?」

リン「二人の様子が変わった…?」

みりあ「シンクロ完了だよ!」

ミカ「さぁ、私たちのコンビネーション、味わわせて上げる!」

リカ「レッツゴー
150yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:56:07 ID:Wxo
卯月「なにか特殊な効果が備わったのでしょうか?」

リン「名前通りの効果だとするなら、厄介そうなのは間違いないね」

卯月「まずは様子を見ます!相手は二人なので、広範囲のチップで攻めましょう!」

リン「了解!」

卯月「スロットイン!サークルガン!」

リン「はぁ!」 ダダダダダダッ!!

ミカ「かわすよリカ!」

リカ「オッケー!」

リン「逃がさない!」 ダダダッ!!

リカ「わひゃぁ!」
151yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:56:25 ID:Wxo
ミカ「なかなかのコントロールだね、ならこっちも…みりあちゃん!」

みりあ「うん!スロットイン!マークキャノン2枚!」

ミカ「リカ!」

リカ「よーし、狙い撃つよー!えーい!」 バシュン!

卯月「リンちゃん避けて!」

リン「くっ…!」 バッ! 

ミカ「はぁ!」 バシュン!

リン「あうっ!」

卯月「リンちゃん!?」

リン「うっ……(避けたところを的確に狙ってきた…!)」

ミカ「良い調子だよリカ」

リカ「へへーん!お姉ちゃんとの連携を見たかー!」

卯月「まるでリンちゃんの移動先が読まれてたみたいです…」

リン「読まれてたというよりは…移動させられた…?」

ミカ「へぇ、察しが良いじゃん」

リカ「お姉ちゃんがどこを狙うのかわかるもん!これくらい楽勝!」
152yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:57:14 ID:Wxo
リン「まさか…それがシンクロの能力…!」

卯月「お互いの思考が読めるんですか!?」

みりあ「そうだよ!ミカちゃんとリカちゃんは姉妹だもん!」

ミカ「ま、完壁にってわけじゃないけどね」

リン「それでも十分すぎるほど厄介だね…」

卯月「リンちゃん…この子達、強いです!」

リン「肩書は伊達じゃないようだね」

リカ「やっと気づいた?でもまだまだこの程度じゃないし

みりあ「次の攻撃、行っくよー!」

リン「卯月!こっちも反撃だよ!」

卯月「うん!」
153yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:58:01 ID:Wxo
みりあ「スロットイン!ダッシュアタック!ダッシュコンドル!」

ミカ・リカ「やぁあああ!!」 

リン「速い…!」

卯月「間に合って…!スロットイン!」

ズシャアアアアアン!!!

ミカ「よーし!直撃っ

リカ「どうよ

みりあ「…! 二人とも!上だよ!」

リカ「へ?」

リン「はぁ!」 シュババッ!!

ミカ「きゃあ!」

リカ「あうっ!」

みりあ「ミカちゃん!リカちゃん!」

卯月「えへへ、カワリミですっ!」

リン「手裏剣のカウンター攻撃だよ、なんとか間に合ったね」
154yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:58:38 ID:Wxo
ミカ「くう…騙された…」

リカ「いったーい!」

リン「悪いけど、私もやられっぱなしじゃいられないから」

ミカ「なかなかやるねアンタ…リカ!」 ダッ!!

リカ「むぅー!怒ったもん!」 ダッ!!

リン「…!(左右に分かれた…?)」

ミカ「みりあちゃんお願い!」

みりあ「うん!スロットイン!」

ミカ「まだまだアタシ達のコンビネーションはこんなもんじゃないから!」 ポイッ!

リン「挟まれた…!?」

リカ「食らえー!バブルショット!」 バシュン!

ミカ「ヒートショット!」 バシュン!

リン「くっ!(正面に回避するしか…っ!)」 ダッ!!
155yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:59:22 ID:Wxo
ミカ「そう来ると思った!」

リン「!? …エナジーボム!?」

卯月「あ、危ないリンちゃん!」

リン「しまっ…!」


ドカーーン!!!


リカ「へっへーん!あらかじめ投げておいたエナジーボムだよ!」

ミカ「これは中々のダメージでしょ


リン「くっ…うっ…」

卯月「リ、リンちゃん!」

リン「大丈夫…心配しないで…」

卯月「退路を断ったうえでの攻撃…本当にお互いの思考が読めてるみたいです…」

リン「厄介…だね」
156yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)01:59:44 ID:Wxo
ミカ「次はアタシの鞭捌きを見せてあげる!」

リカ「アタシの槍だって凄いんだから!」

リン「…卯月!」

卯月「うん、動揺してる場合じゃないよね…!スロットイン!ファイターソード!」

ミカ「えーい!」 バシィン!

リン「やぁ!」 ズバァ!!

ミカ「わっ!危なっ!」

リカ「こっちもいるよー!てやー!」

リン「くっ!」 ガキィン!!

リカ「このー!」 グググッ

卯月「リンちゃん頑張って!」
157yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:00:32 ID:Wxo
ミカ「リカ!そのまま押さえてて!みりあちゃん!」

みりあ「うん!スロットイン!」

ミカ「強力な一発あげちゃうよ!それっ」 ポイッ

リカ「おっとと、避けなきゃ!」

リン「え?」

卯月「リ、リンちゃん!逃げてください!」

ミカ「もう遅いよ、ビッグボム!」

リン「な…!?」



チュドーーーーーーーーン!!!



卯月「リ、リンちゃーん!!!」
158yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:01:21 ID:Wxo
ミカ「発動が遅い攻撃でも、リカが隙を作ってくれるから当てられるんだよ!」

リカ「参ったかー!」


リン「………」


卯月「リンちゃん!リンちゃん!……そんな、リンちゃんが…」

ミカ「同時オペレートもなんのその、流石みりあちゃんだね

みりあ「えへへっ♪」

リカ「流石にもう立てないでしょ!アタシ達の勝ちだね!」

武内P「島村さん…」

卯月「プロデューサーさん…私…」
159yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:01:57 ID:Wxo
リン「……ぐっ……ゲホッ……」

卯月「!? リンちゃん!」

リン「はぁ……はぁ……」

ミカ「な…まだ動けるの!?」

リカ「うっそー!?」

卯月「リンちゃん!大丈夫ですか!?」

リン「大丈夫…この程度じゃ…私は倒れない」

ミカ「ビックボムの直撃を食らったのにまだ行けそうじゃん」

リカ「お姉さんタフだね!」

リン「私も…ネットバトルの大会に出るからね。こんなところで…負けてられないから」

卯月「リンちゃん…」

みりあ「卯月ちゃんもネットバトルの大会にでるのー?」

卯月「う、うん…アイドルだけの大会があって」

みりあ「すごーい!じゃあ卯月ちゃんも優勝目指すんだね!」

卯月「え? えっと…」

ミカ「優勝目指すんなら、まずはアタシ達に勝たないとね」

リカ「でもアタシ達も負ける気なんてないよ!ねーみりあちゃん!」

みりあ「うん!みりあ負けないよ!」
160yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:02:18 ID:Wxo
卯月「……」

リン「卯月」

卯月「リンちゃん…?」

リン「ミク達と約束したよね、絶対勝つって」

卯月「う、うん」

リン「だから、ここで負けちゃダメ。あの二人に勝てないようじゃ、大会で勝つことなんて…できない」

卯月「……」
161yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:03:05 ID:Wxo
リン「卯月…私のあのチップ、今持ってるよね」

卯月「…! う、うん。でもあれは…」

リン「この二人相手に、もう出し惜しみはできないよ」

リン「さっきまでは私も少し油断してた。もう、大丈夫だから」



リン「使おう……私たちの、スターライトチップ」



卯月「リンちゃん……わかりました。でもあのチップはチャージが必要だから」

リン「分かってる。水系のチップを多く使って、最大まで溜めよう」

リン「……本気で、勝ちに行こう」

卯月「……わかりました。島村卯月……頑張りますっ!!」
162yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:03:55 ID:Wxo
ミカ「お、なんか気迫が変わったって感じ?」

リン「もうさっきまでの私達じゃないよ、全力で相手するから」

リカ「アタシ達だって手加減なんてしないし

ミカ「実力の差、思い知らせてあげるから

みりあ「ミカちゃん!リカちゃん!次のチップ行くよ!」

ミカ「お願い!」

みりあ「スロットイン!コガラシ!ネップウ」

ミカ・リカ「はぁ!!」 ビュオオオオオ!!!

リン「卯月!」

卯月「はい!スーパーキタカゼ!」

リン「はぁ!」 ビュオオオオオ!!!

みりあ「わっ!相殺されちゃった!」

ミカ「一瞬で対応してきた…やるじゃないの…!」
163yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:04:41 ID:Wxo
卯月「リンちゃん!発動します!」

リン「お願い卯月!」



卯月「スロットイン!スターライトチップ!!」


?
164yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:05:14 ID:Wxo
リン「…来た!」 キュイイイイイイイイイイイン!!!!

リカ「スターライトチップ!?」

ミカ「遂に切り札使ってくるか…!」

みりあ「わぁ!剣が光ってる!どんなチップなんだろ?」

リン「悪いけど、まだお披露目はできないかな」

リカ「えーなにそれ、つまんない!」

みりあ「発動したのに使ってこないってことは、多分チャージ系だよ!」

ミカ「流石みりあちゃん その通りだろうね」
165yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:05:44 ID:Wxo
卯月「リンちゃん!もう一枚です!」

リン「オーシャンシード!」 ポイッ

リカ「なんか飛んできた!」

ミカ「リカ!避けて!」

リン「これは攻撃じゃないから避けても無駄だよ」

ストッ… ザパアアアアアアアアアアアアアン!!!

みりあ「わぁ!地面が水だらけになったよ!」

ミカ「地形変化のチップ!」

リカ「なにこれー!?」
166yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:06:37 ID:Wxo
卯月「続けていきます!スロットイン!アクアタワー!!」

リン「はぁ!」 ズシャアアア!!!

ミカ「きゃあ!」

リカ「わぁ!?」

みりあ「ミカちゃん!?リカちゃん!?」

卯月「もう1枚!オオツナミ!」

リン「はああああっ!」 ザバアアアアン!!!

ミカ「きゃああああ!」

リカ「おぼれるー!」

みりあ「わわっ!二人ともー!」


卯月「水属性コンボ決まりました!」

リン「良い感じだよ卯月」
167yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:07:12 ID:Wxo
リカ「ケホッケホッ……もー!お水飲んじゃったー!」

ミカ「ハァハァ……やって…くれるね…!」

みりあ「だ、大丈夫!?」

ミカ「なんとか…大丈夫だよ、体制立て直そう!」

リカ「お返ししてやるんだから…!」

みりあ「うん…!」
168yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:08:25 ID:Wxo
キュイイイイイイイン!!!!

リン「もうすぐ溜まり切る…」

卯月「…! リンちゃん、来ます!」

リカ「えいっ!」 ブンッ!!

リン「くっ!」

リカ「むー!避けないでよ!」

ミカ「リカの攻撃は隙が大きいんだって」

リカ「そんなこと言ってもー!」

ミカ「お姉ちゃんの鞭捌き見てなさい!やぁー!」 シュッ!!パシィ!!

リン「くっ…!剣を掴まれた…!」

ミカ「その剣が要でしょ?なら封じてあげる!」

卯月「リンちゃん!このチップで!」

リン「…!ありがとう卯月!」

ミカ「へ?」

リン「バーニングボディ!」 ボウッ!

ミカ「!? アタシの鞭が!」
169yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:09:27 ID:Wxo
リン「水のフィールドだから威力は落ちるけど、鞭を焼き切るくらいなら問題なさそうだね」

ミカ「くぅ…やってくれるね…!」

みりあ「ミカちゃん、リカちゃん…」

リカ「どしたのみりあちゃん?」

みりあ「どうしよう…シンクロが…」

ミカ「……! ちょ、リカ!シンクロ切れてんじゃん!」

リカ「えぇ!?うそ!?気づかなかった!」

みりあ「時間切れになっちゃった…ゴメンね」

リン「シンクロ能力、時間制限があったみたいだね」

卯月「これで少し戦いやすくなります!」

ミカ「しょーじき予想外、ここまで苦戦強いられるなんて…」

リカ「あの卯月とリンってお姉さん達、ちょー強いし!」
170yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:10:48 ID:Wxo
みりあ「でも、大丈夫だよ!」

ミカ「?」

みりあ「私も来たの…二人の、スターライトチップ!」

ミカ「…! ナイスタイミングじゃない!」

リカ「やった!これで形勢逆転だね

リン「まさか…!このタイミングで!?」

卯月「ど、どうしましょう!?」

ミカ「ふふん、まだまだ勝負は分からないよ!」

リカ「お姉ちゃんとアタシの必殺技、見せてあげる!」

リン「…どうやら、これが最後の攻撃になりそうだね」

ミカ「アンタもしぶといよね、そんなボロボロになって」

リン「アンタ達も…本当に強いね、今まで会ってきた中でも特に…」

リカ「えへへ、照れる~」

リン「でも、私は負けない。卯月を信じてるから」

ミカ「良い信頼関係だね、でもそれはこっちも同じだよ!」

リカ「みりあちゃん!最後の勝負、やろう!」

みりあ「うん!みりあも負けないよ!」
171yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:11:36 ID:Wxo
シュイン!!!

リン「…卯月!溜まったよ!」

卯月「はい!」

リン「これが私たちの…スターライトチップ!」

卯月「行きます!」

リン「はああああぁぁぁぁぁ!」

みりあ「わっ!なにあれ!?」

リカ「ヤバい感じー!」

リン「輝ける菫青よ……我が手に集い浄化の力を成せ!」

リカ「なんか詠唱してるー!?」

ミカ「みりあちゃん反撃準備!でかいのくるよアレ!」

みりあ「う、うん!分かった!」



みりあ「スロットイン!スターライトチップ!」
172yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:12:26 ID:Wxo
ミカ「リカ!手を!」

リカ「オッケーお姉ちゃん!」 ガシッ!!

みりあ「行っくよー!」



卯月「リンちゃん!」

リン「蒼の剣を…受けよ!」



ミカ・リカ「トゥインクル・テール!!!」



リン「アイオライト・ブルー!!」
173yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:13:12 ID:Wxo
ズシャアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!


卯月「ハート形のレーザー…!?」

みりあ「すっごーい!青色の斬撃だー!」



ミカ・リカ「はああああああああああああああああ!!!」

リン「やあああああああああああああああああ!!!」
174yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:13:44 ID:Wxo
武内P「(こ…これは…!)」


リカ「こ、このー!」

ミカ「リカ!踏ん張って…!」

みりあ「二人とも頑張れー!」



リン「くうっ…!なんて威力…!」

卯月「頑張ってリンちゃん!」
175yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:14:21 ID:Wxo
リン「わたしは………負けない!はああああああああああ!!!」


ミカ・リカ「!?」


ズシャアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!


ミカ・リカ「きゃああああああああああ!!!!」

みりあ「ミカちゃん!リカちゃん!」


ドゴオオオオオオオオオオオン!!!
176yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:14:55 ID:Wxo
....
...
..
.



リン「ハァ…ハァ…ハァ……」

卯月「リンちゃん!」

リン「卯月……どう……なったの…?」



ミカ「うっ……」

リカ「ふえぇ~……」

みりあ「ミ、ミカちゃん!リカちゃん!」

卯月「二人とも倒れてます…!」

リン「やった……の……?」
177yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:15:36 ID:Wxo
ミカ「……あ、あはは……まいったねこれは…」

リカ「も、もう無理……」

みりあ「だ、大丈夫!?」

ミカ「みりあちゃん………」

みりあ「…?」

ミカ「………ゴメン」

みりあ「………うん、二人ともお疲れ様っ!」
178yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:16:07 ID:Wxo
リン「…え?」

卯月「あの、それって…」

みりあ「えへへっ…みりあ達、負けちゃった」

卯月「…!」

リン「勝った…の?」

卯月「はい……はいっ!」


リン「………」 バタリッ

卯月「リンちゃん!?」

リン「…………疲れた」

卯月「…ふふっ、お疲れさまです、リンちゃん」
179yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:16:57 ID:Wxo
.....



武内P「お二人とも、お疲れさまです」

卯月「あ、プロデューサーさん!」

リン「プロデューサーいたんだ」

武内P「いえ…まあ…」

みりあ「みりあ、すっごく楽しかった!こんな楽しいバトル久しぶり!」

ミカ「まさかアタシ達が負けるなんてね」

リカ「悔しいー!ねぇもう一回!もう一回やろうよ!」

リン「いや…今日はもう勘弁してほしいかな…」

卯月「あはは…」

みりあ「卯月ちゃんもリンちゃんも強かったもん!また一緒にネットバトルできるよね!」

卯月「うんっ!」
180yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:17:21 ID:Wxo
武内P「勝負の結果は、島村さん達の勝利ということで、よろしいでしょうか?」

ミカ「うん、文句ないよ。負けちゃったのはアタシ達だし」

武内P「では……赤城さんは、アイドルになっても…よろしいということで?」



ミカ「あ…」

リン「あ…」

武内P「……あ、あの…」

ミカ「そ、そうだ!そういえばそういう約束だった!」

卯月「すっかり忘れてました!」

武内P「……」
181yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:18:13 ID:Wxo
リカ「そういえばなんで戦ってたんだっけ?」

ミカ「いや言い出しっぺはアンタでしょーが!」

リカ「あ、あれ?そうだったっけ?」

リン「…ふふっ、みんな勝負に夢中だったからね」

みりあ「ネットバトルって楽しいもんね!」

武内P「それで…あの…」

ミカ「……ま、約束だし、しょーがないっか」

武内P「!」

みりあ「ミカちゃん、良いの?」

ミカ「うん、あの子達と戦ってわかったんだ。アイドルでも、こんな強い子達もいるんだって」

卯月「えへへ…」

ミカ「アンタ達になら、みりあちゃんを預けられる。そう思ったから」

みりあ「じゃあみりあ、アイドルになっても良いのー?」

ミリ「うん、アイドル姿のみりあちゃんも、きっと最高に可愛いよ

リカ「それは間違いないよねー

みりあ「わーい!みりあ、アイドルやるー!」

武内P「…ありがとうございます」
182yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:18:51 ID:Wxo
卯月「よかったですね、プロデューサーさん」

武内P「はい、島村さんとリンさんのおかげです。ありがとうございます」

リン「別にお礼は良いって」

武内P「まずは、一度赤城さんのご家族に挨拶させて頂こうかと…」

みりあ「ママとパパに?」

武内P「ご両親に無断でアイドル事務所に所属させるわけにはいきませんから」

ミカ「ま、とーぜんだし?」

卯月「おうちはこの近くなの?」

みりあ「うん!そうだよ!」

武内P「いきなり押し掛けるわけにはいきませんので、一度赤城さんの方からお話をしていただけますでしょうか?」

みりあ「うん!わかった!」

武内P「お願い致します……我々は事務所へ戻りましょう、島村さん」

卯月「はい!」

みりあ「みりあもおうち帰るね!卯月ちゃん、また会おうねー!」

卯月「ふふっ、これからもよろしくね、みりあちゃん!」

みりあ「うん!」
183yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:19:31 ID:Wxo


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184yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:21:50 ID:Wxo
数日後 346プロ第2プロジェクトルーム…



藍子「はい、卯月ちゃん。お土産のお花だよ」

卯月「わぁ!ありがとう藍子ちゃん!」

リン「へぇ、サンカヨウだね。こんな珍しい花もあったんだ、藍子の行ったガーデンパーティ」

藍子「本格的なガーデンパーティでしたから。世界中のお花が集まってましたよ」

ミオ「いやー凄かったねぇ。色とりどりの花、綺麗なイルミネーション、そしてメイド姿のあーちゃん……実にべっぴんさんだった、うんうん」

藍子「も、もうミオちゃん!茶化さないの!」

卯月「私たちの部署からだと智絵里ちゃんも行ってたはずですが、どうでした?」

藍子「はい、来てました。凄く楽しそうにしてたよ」

ミオ「なんかちえりん、雰囲気変わったというか、積極的だったよね」

藍子「撮影もとても頑張ってました。なんていうか…いつもより自信にあふれてたと思います」

卯月「……ふふっ、智絵里ちゃん頑張ってるんだ。よかった」
185yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:22:33 ID:Wxo
ガチャ


李衣菜「お疲れー、はぁ~レッスン疲れたぁ」

ミク「全く、あのくらいのレッスンでへばるなんて情けないにゃ」

李衣菜「ミクはレッスンしてないじゃんかー」

卯月「あ、李衣菜ちゃん!お疲れさまです」

藍子「お疲れさまです」

李衣菜「お、藍子ちゃんいらっしゃい。どしたの?」

藍子「お土産を持ってきました」

李衣菜「お土産?」

ミク「もしかして、そのお花のことにゃ?」
186yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:23:11 ID:Wxo
卯月「はい!藍子ちゃんと智絵里ちゃんが参加したガーデンパーティの会場から持ってきてもらったんです」

李衣菜「へーそうなんだ、藍子ちゃんありがとね」

藍子「ふふっ、良いんですよ」

李衣菜「そういえば他のみんなは?」

ミク「も~…李衣菜ちゃん、スケジュール表くらいちゃんと確認するにゃ。今日は李衣菜ちゃんと卯月チャン以外はみんな別の仕事でしょ?」

李衣菜「あ、そうだっけ?」

藍子「智絵里ちゃんが今日ここに来れないらしいので、代わりに私が持ってきたんです」

李衣菜「あぁ~なるほど」


卯月「とりあえず、どこに飾りましょうか?」

リン「ひとまず窓際のところで良いんじゃないかな。光が差して綺麗に見えるよ」

卯月「そうですね、わかりました!」
187yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:23:44 ID:Wxo
李衣菜「そうだ、藍子ちゃんこの後予定ある?」

藍子「いえ、特にはないですが」

李衣菜「私もさっきレッスン終わったばかりだし、特に予定ないんだ。この部屋お菓子もたくさんあるから、一緒にくつろいでこうよ」

藍子「良いですね、ごちそうになりますっ」

卯月「じゃあ私、お茶入れてきますね!」

藍子「あ、私も手伝いますっ」


ティーカップカワイイデスネ
ミナミサンノオススメナンデス!



李衣菜「……あの二人って、お茶入れる姿すっごい様になってるよね」

ミク「李衣菜ちゃんはお茶入れるってキャラじゃないもんねー」

李衣菜「な、なにおう!?私だって料理できるし、結構女子力あるんだからね!」

ミク「うーん、それなりに事実だからなんか弄りにくいにゃ」

李衣菜「いやなんだよその微妙な反応―!?」
188yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:24:03 ID:Wxo
.....



藍子「と、都大会優勝…ですか?」

卯月「はい!みりあちゃんネットバトル凄く強いんですよ!」

ミオ「それってつまり、都内最強ってことだよね…?」

リン「小学生の中でって意味だけどね」

ミク「それでも十分凄いにゃ!」

李衣菜「昨日挨拶に来たときにはそんなこと言ってなかったのに」

ミク「能ある鷹は爪を隠すっていうし、ネットナビを2体も持ってる時点でただ者じゃないと思ってたにゃ!」

卯月「それにみりあちゃん、その2体のナビを同時にオペレートできるんですよ!」

李衣菜「えぇ!?ミカちゃんとリカちゃんを!?」

ミク「チート過ぎにゃ!どんな小学生にゃ!」

ミオ「でもみりあちゃんをアイドルにするために、シブリン達ネットバトルしたんだよね?」

リン「うん、そうだよ」

ミオ「じゃあシブリン達そのとんでもJSに勝ったってことじゃん!それも十分凄いよ!」

卯月「えへへ」

リン「まあ、かなり苦戦したけどね」

ミオ「いやいやさらりと言うけどさ!」
189yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:24:27 ID:Wxo
ガチャ


武内P「……皆さん、ご休憩中でしたか」

卯月「あ、プロデューサーさん。お疲れさまです」

李衣菜「お疲れさまです」

藍子「すみません、おじゃましてます」

武内P「高森さん、お疲れさまです」

藍子「はい、お疲れさまです」

李衣菜「どうしたんですかプロデューサー?」

武内P「事務仕事がまだ少し残っていましたので…」

卯月「あ、そうだ。プロデューサーさんもお茶どうですか?美味しいですよ」

武内P「お茶…ですか?」

ミク「Pチャンも仕事ばかりしてないで少しは休むにゃ!」

卯月「たまには一緒に、お話しませんか♪」

武内P「……わかりました、少しの間でしたら大丈夫です」

卯月「わぁ、ありがとうございます!」

リン「プロデューサー、最近素直になったよね」

武内P「……ご厚意は、無下にはできませんので」
190yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:24:53 ID:Wxo
.....



武内P「先ほどですが、社内会議にて気になる話を聞きました」

リン「気になる話?」

武内P「はい。明日のミーティングでお伝えするつもりでしたが、この場の皆さんには、先に伝えてしまおうかと」

卯月「一体何があったんですか?」

武内P「……最近、インターネットにて、その……悪質な事件が起きているとの報告がありまして」

ミオ「悪質な事件?」

藍子「なんだか怖いです…」

武内P「いえ……けが人が出たりするようなものではないのですが」

ミク「インターネットでなにか起こってるの?」





武内P「……セクハラ……です」
191yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:25:13 ID:Wxo
卯月「ふぇ!?」

リン「…は?」

ミオ「え?」

ミク「……今、ミク達のプロデューサーからは考えられない衝撃発言が飛び出したにゃ」

李衣菜「あの……プロデューサー?一体どういうことですか?」

武内P「……現在インターネット上で、謎のネットナビによる迷惑行為が問題視されているらしく…」

武内P「我が社でも、所属ナビアイドルに危害が加わる可能性は無視できないとして、対策を打つという話になりました」

藍子「謎の…ナビ?」

ミク「うわぁ…関わりたくないにゃ」

ミオ「乙女の純情を汚そうだなんて、とんだ破廉恥ナビだねそいつ!」

李衣菜「ネットナビの世界にも、変な男っているんだなぁ…」
192yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:25:33 ID:Wxo
武内P「いえ…それが…」

卯月「?」

武内P「目撃者の証言によると……そのナビは、女性型らしく…」

武内P「見た目なら皆さんとそう変わらない、少女ナビとのことです」

ミオ「ちょ、ちょっと待って!つまり私たちと同じ女の子ナビが…インターネット中をセクハラして回ってるってこと!?」

武内P「そ、そうなりますね……」

李衣菜「」 ポカーン

ミク「と、とんでもない子がいたもんにゃ…」

ミオ「イマドキのAIってすげー…」

リン「ナビがそれ言ってどうすんのさ」
193yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:26:07 ID:Wxo
卯月「えぇっと…相手が女の子なら、もしかしてあまり気にすることも無いんじゃ…」

武内P「ですが、ここまで問題視されるということは、やはり悪質ということなのでしょう。皆さん、くれぐれもご注意ください」

李衣菜「注意って言われても…」

ミク「相手の顔も姿も知らないし、そもそも何をしてくるのかわからないにゃ」

武内P「な、内容については……私の口からは……」

チヒロ「では私から、説明しましょうか?」

武内P「チヒロさん…」

チヒロ「これはネットナビの問題なので、ここからはナビ同士、電脳空間でお話しましょう」

リン「……うん、そうだね」

武内P「チヒロさん…よろしくお願いします」

チヒロ「プロデューサーさんは執務室で待機しててくださいね♪」

武内P「は、はい…」
194yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:26:24 ID:Wxo
第2プロジェクトルームの電脳…



ミク「む、胸を揉んでくるぅ!?」

チヒロ「はい、それも凄い速さで」

ミオ「うわぁ…ガチのセクハラじゃん」

リン「どれだけ素早いの?」

チヒロ「目撃証言だと、動き自体は普通とのことですが、手を動かすスピードが段違いみたいですね」

リン「手を動かすスピード……」

ミク「ようは近寄らなきゃ問題ないってことでしょ?」

ミオ「ってことだね、ならまあ対処はできるかな」

チヒロ「戦うなんてこと、しちゃだめですよ?あなた達はアイドルなんですから」

チヒロ「犯人に出会っても、ちゃんと逃げてくださいね?」

「「「はーい」」」

ミオ「……」 ニヤ

リン「(って言いつつも、ミオのやつ、悪い顔してるなぁ…)」
195yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:26:49 ID:Wxo
.....



カタカタカタ…

武内P「……これで、作成予定の書類は以上でしょうか」

チヒロ「はい。お疲れさまです、プロデューサーさん」

武内P「この後は……赤城さんのご家族と最後の面談ですね」

チヒロ「はい。社用車は手配済みですので」

武内P「ありがとうございます」



ガチャ

卯月「あ、プロデューサーさん。お仕事終わったんですか?」

武内P「はい。私はこのまま、赤城さんのご自宅に伺います」

武内P「皆さんまだいらっしゃるようでしたら、帰りは部屋の戸締りを忘れずにお願いします」

「「「はーい」」」

チヒロ「では行きましょうか」

武内P「はい」

ガチャ……バタン
196yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:27:04 ID:Wxo
ミオ「……よーし!じゃあ早速、話題のセクハラナビを調査しに行こう!」

藍子「え、えぇ!?ちょっとミオちゃん!?」

リン「はぁ~…そんなことだろうと思ったよ」

卯月「あわわ…どうしましょう?」

ミク「ミオチャン、本気にゃ?」

ミオ「本気も本気、大真面目だって」

ミク「ミクもセクハラは許せないにゃ!女の子だからってやって良い事と悪い事があるよ!」

李衣菜「ちょ、ちょっとミク、チヒロさんの言うこと聞いてなかったの?」

ミク「李衣菜ちゃん、たった1人の女の子ナビに怖気づいたにゃあ?」

李衣菜「な…!そんなことないし!」

ミク「なら問題ないにゃ。大丈夫、見つけたらちゃんとネットポリスに通報するにゃ」

ミオ「そうそう、あーちゃんもほら、そんな怖がらないの」

藍子「で、でもミオちゃん…」

リン「全く…こうなったミオは聞かないんだから」

リン「卯月、藍子、私がミオ達と一緒に行くから。安心して」

卯月「リンちゃん…」

ミオ「うんうん、そうこなくっちゃ!」
197yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:27:22 ID:Wxo
藍子「……わかりました。でも危険を感じたらすぐプラグアウトするからね?」

ミオ「オッケー、わかってるよあーちゃん」

李衣菜「それで、どうするの?」

ミオ「とりあえずインターネットに行こう。まずは事件現場に行かないと始まらないし」

リン「インターネットと言っても、広大だよ?そのナビがどこに現れるかなんてわかるの?」

ミオ「まずは346スクエアに行ってみよう!なにか情報が手に入るかも!」

卯月「346スクエア……346グループが提供する交流サイトですね」

藍子「確かにあそこなら、いろんな情報が集まってきますね」

李衣菜「じゃあ部屋のWifiからインターネットに繋ごうか。ミク、準備して」

ミク「オッケーにゃ」

ミオ「私たちも行こう、あーちゃん!」

藍子「う、うんっ」

卯月「リンちゃん、私たちも行きましょう」

リン「うん、行こう」



「「「プラグイン!トランスミッション!」」」
198yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:43:25 ID:Wxo
346スクエア トップページ…



ワイワイ、ガヤガヤ

リン「賑わってるね」

卯月「誰でも無料で利用できるWebサイトですから」

李衣菜「夕方だし、アクセス数も多くなってくる時間帯だと思うよ」

藍子「こんな状況で、事件なんて起きるんでしょうか…」

ミオ「とりあえず、何か情報があるかもしれないし、ちょっと調べてみようよ」

リン「とは言っても、どうするの?」

ミオ「ここって掲示板が置いてあるんだ、まずはそこに行ってみよう!」

ミク「ちょっと待つにゃ!ミク達は仮にもネットアイドル、目立つといろいろと面倒にゃ!」

リン「既に目立っちゃってると思うけど…」

アレリンチャンジャネ? アッチハモシカシテミクニャン? ミオチャンモイナイ?

ミオ「えぇ~っと………と、とりあえずここから離れよう!」 ダッシュ!

ミク「あ!待つにゃミオチャン!」

リン「ちょ、ちょっと二人とも!」

藍子「あ、いきなり走ると危ないよ!」

李衣菜「元気だなぁみんな」
199yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:44:10 ID:Wxo
346スクエア BBSルーム…



リン「意外と人がいないね」

卯月「なんだか美術館みたいな雰囲気だね」


ミオ「ネットアイドルミオちゃん参上!……っと」

リン「なにしてるのさ…」

ミオ「んー?掲示板に書き込んでるんだよ?」

リン「いや匿名じゃんそれ……偽物だと思われるよ」

ミオ「あ、そっか!てへへっ」
200yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:44:27 ID:Wxo
ミク「うーん、目ぼしい情報は無さそうにゃ」

李衣菜「目撃情報はいくつかあるけど、どれも前の日付のものだからねぇ」

卯月「でも、段々とこのトウキョウエリアに近づいて来てるような気がします」

藍子「もしかして、もうこのエリアに入って来てるんじゃ…」

リン「トウキョウエリアは日本のインターネット最大の広さだよ、いたとしてもそう簡単に遭遇するとは思えないかな」

ミオ「初っ端からいきなりは出会えないかー……」

ミク「まあ当然だよね、もしかしたらもう捕まってるのかもしれないにゃ」
201yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:44:46 ID:Wxo
ミオ「私、もうちょっと情報探してみる、あっちの方の掲示板まだ見てないし」

リン「あんまり遠くに行かないでよ」

ミオ「分かってるって、ついでにエゴサしよあーちゃん!」

藍子「え、エゴサはあんまり…」


李衣菜「ロックミュージックの掲示板とかないのかな?」

ミク「李衣菜ちゃん書いてある内容理解できるのにゃ?」

李衣菜「失礼な!ちゃんと理解できるし!」

ミク「どうかにゃ~?くふふっ!」

李衣菜「あー!バカにしてるなぁー!」


リン「もうみんな例のナビのことあまり考えてないね」

卯月「普通にネットサーフィンを楽しんでますね、でもそれで良いんじゃないかな?」

リン「まあ、事件が起きないに越したことはないしね」
202yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:45:19 ID:Wxo
.....



ミオ「ふむふむ、なるほど…」

ミオ「この間のバーチャルライブ、やっぱり盛況だったみたいだね!よきかなよきかな」

「ねぇねぇ、お姉さん?」

ミオ「うん?」

ヒュッ ガシィ!!

ミオ「うひゃあぁ!!!??」

藍子「ミ、ミオちゃん!?」


リン「!」

ミク「な、なに!?」
203yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:45:43 ID:Wxo
「うひひ、捕まえたー!」

ミオ「ちょ…や、やめ……」

「それー!」 モミモミ

ミオ「あうっ…ちょ…ちょっと……あんっ…」

藍子「ミオちゃーん!」

卯月「た、大変です!ミオちゃんが…!」

李衣菜「あ、藍子ちゃん!すぐにプラグアウト!」

藍子「は、はい!」

ピシュン!

「わっとと……ありゃあ、逃がしたかぁ」
204yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:46:04 ID:Wxo
藍子「ミ、ミオちゃんしっかり!」

ミオ「ふえぇ~……」 グッタリ

卯月「こ、この子……まさか!」

リン「うん……そのまさかのようだね……!」

「はぁん…最高っ!今まで登った中でもかなり上質のお山!揉みごたえバッチリだよ!」

李衣菜「ほ、本当に出た!」

リン「偶然にもほどがあるよ、こんなにあっさり出くわすなんて…」

ミク「あ、アンタ!噂のセクハラナビにゃ!?」

「ん?あたしのこと知ってるの?」

ミク「知ってるもなにも、今目の前で起こったようなことやりまくってるんでしょ!有名にもなるにゃ!悪い意味で!」

リン「やってることはアレだけど、確かに悪質だね」

「あたしはただお山を登りたいだけ、邪魔しないでよねっ!」

ミク「ふにゃぁ…反抗的な態度にゃ。名を名乗れにゃ!」

「名前?ん~、何でも良いじゃん?強いて言うなら、シショーかなぁ?」

リン「シ、シショー?」

卯月「師匠…でしょうか?」

李衣菜「ど、どこが師匠なのさ!」

シショー「そう言われても、みんながそう呼ぶんだから仕方ないよね」
205yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:46:26 ID:Wxo
リン「みんなって…」

シショー「知ってるよ、みんなあたしのことウワサしてるの」

シショー「なんか一部の人たちがSNSとかであたしのことシショーって呼んでるみたいなんだ。よくわかんないけど」

卯月「な、なんで師匠なんでしょう?」

リン「知らないけど、ろくな意味じゃなさそうだね」

ミク「と、とにかく!迷惑なセクハラはもうやめるにゃ!」

シショー「おっと、そうはいかないよ!覚醒したあたしは止められないんだから!」

シショー「あなた達も…素晴らしいものをお持ちで…ぐひひっ!」

ミク「にゃうっ!」 ゾクッ

ミク「り、李衣菜ちゃん…こいつヤバいにゃ!」

李衣菜「そ、そうだね(なんかあまり危機感が持てない…)」
206yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:46:53 ID:Wxo
シショー「346スクエアってところに来れば最高のお山をたっぷり堪能できると思ったけど、予想通り!今日のあたしはついてるねっ!」

リン「あのミオを一撃で倒す実力…油断はできないね」

シショー「おっきな…やわらかそうな…お山…!!ガマンなんてできない!行きます飛びますいただきまーすっ!」

リン「卯月!来るよ!」

卯月「は、はい!バトルオペレーション!セット!」

リン「イン!」
207yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:47:25 ID:Wxo
シショー「うひひ!さぁ、もみもみさせてぇ!!」

リン「ミク!急いでネットポリスに連絡して!ここは私が引き受けるから!」

ミク「わ、分かったにゃ!」

シショー「おっと、逃がさないよ!私の腕から逃れられると思わないでよね!」 ダッ!

ミク「わわっ!こっち来るにゃー!」

リン「そう簡単には進ませないよ!はぁ!」 ズバッ!

シショー「わぁっ!危ないなぁ!」


李衣菜「ミク!早く通話アプリ起動して!」

ミク「わかってるにゃ!えぇっと…もうどこ!?李衣菜ちゃんアプリインストールし過ぎ!整頓してっていつも言ってるでしょ!」

李衣菜「い、いまそれ別にいいでしょー!」

ミク「よくないにゃあ!」
208yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:48:05 ID:Wxo
リン「何やってるのあの二人…」

卯月「そのうちネットポリスがやってきます!お、大人しく降伏してください!」

シショー「ふふ~ん!そんなやつら、今まで何回巻いて来たと思ってんの?」

リン「ずいぶんと自信があるようだね。でも今回はそうはいかないよ、私が逃がさないから」

シショー「まぁ、確かに面倒なことにはなったね。でも…」

リン「?」

シショー「トンズラする前に、あなた達のお山を堪能させてもらうよ!とりゃー!」

リン「来た!卯月!」

卯月「はい!スロットイン!ロングソード!」

リン「ハァ!」 ズバァ!

シショー「なんの!せぇいっ!」 バシィ!

リン「!? うそ…!」

卯月「し、シラハドリ!?」

シショー「油断したね!そりゃ!」 グイッ!

リン「くっ!(バランスが…!)」

シショー「今だ!」

リン「!!?」 バッ!!
209yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:48:31 ID:Wxo
シショー「おっとと……くぅ~惜しい!もう少しで掴めたのに!」

リン「ハァ…ハァ…」

卯月「リ、リンちゃん!?大丈夫ですか!?」

リン「う、うん……危なかった……いろんな意味で…」

シショー「おねーさんも良いお山してるよね…ぐひひ!さぞ登り心地が良い事か!」

リン「!!」 サッ

シショー「隠したって無駄だよ!狙いはもう定まってるんだから!」

リン「うぅ……やりにくいっ!」

卯月「リンちゃん落ち着いて!」
210yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:48:55 ID:Wxo
藍子「卯月ちゃん!大丈夫!?」

卯月「藍子ちゃん!ミオちゃんは?」

藍子「そ、それが…さっきからグッタリして動かないの…!」

リン「ミオが…?」

卯月「そんな……傷は負っていないはずじゃ……」

シショー「そりゃそうだよ、だってあたしは掴んだもののエネルギーを吸い取る能力を持ってるからね」

リン「なんだって…!?」

シショー「素晴らしい揉み心地!それに溢れんばかりのパワー!あのナビ、かなりの上物だねホント!」

藍子「そんな…」

シショー「大丈夫、ほおっておけばそのうち回復するから。そしてできればもう一回揉ませて!お願いします!」

藍子「い、嫌です!」

シショー「えぇ~、ちょっと!ちょっとだけだからぁ!」
211yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:49:26 ID:Wxo
リン「隙だらけだよ!」

シショー「ほえ?」

リン「トルネード!」

シショー「どひゃぁー!」

リン「いい加減怒った。卯月、この子にはお仕置きが必要だよ」

卯月「そ、そうだね…(リンちゃんなんか怖いです…)」

リン「藍子、ミオの仇はとってあげる。だからミオを見ててあげて」

藍子「う、うん!気を付けて!」

リン「卯月、行くよ!手加減無用だから!」

卯月「は、はい!」
212yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:50:01 ID:Wxo
シショー「あいたた……もぉ!容赦ないなぁ!」

リン「するつもりなんてないよ。もっと痛い目見てもらうから」

シショー「うひひ、そう簡単にはいかないよ!」


ミク「リンちゃん!加勢するにゃ!」

リン「ミク!ネットポリスは!?」

ミク「呼んだにゃ!もうすぐしたら来るよ!」

シショー「んー、時間なくなって来たかな。そろそろトンズラしないと」

李衣菜「卯月ちゃん!二人掛かりなら勝てるよ!」

卯月「はい!」

リン「卑怯だなんて言わないでよね」

シショー「気にしないよ、だって…どっちのお山も頂いて帰るから!!」

ミク「なんて自信過剰なナビにゃ!」
213yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:50:32 ID:Wxo
李衣菜「そういえばこの子、オペレーターはいないの?」

卯月「出会ってからずっと単独で行動してます、多分いないんじゃ…」

シショー「……あなた達には関係ないよ」

ミク「?」

リン「……何かあったみたいだけど、確かに今は関係ない。オペレーターがいないならチップは使えないでしょ」

シショー「ふふふ、それがどうしたのさ!あたしに捕まればあっという間にエネルギー切れで戦闘不能だよ!チップなんて不要!」

ミク「え!?そうなの!?」

李衣菜「とんでもない能力じゃん!」

リン「あの子には捕まっちゃダメ。恥ずかしい目にあうだけじゃ済まないよ」

シショー「時間もないし、速攻で堪能させてもらうよー!うりゃー!」

卯月「二人とも気を付けて!」
214yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:51:11 ID:Wxo
ミク「スピードでミクに勝てると思わないでよね!」

李衣菜「ミク!フミコミザンだよ!」

ミク「えぇい!」 ズバァ!

シショー「きゃあ!」

ミク「よし!当たったにゃ!」

シショー「いったた…ひどいなぁ!女の子を傷物にしちゃいけないんだよ!」

ミク「どの口がいうにゃ!」

リン「ミク!下がって!」

ミク「にゃ!?」 サッ!

シショー「ん?」

リン「センシャホウ!」 ドカーン!!

シショー「わわわぁ!?」

ズギャーーン!!!


李衣菜「うっわー…リンちゃん容赦ないなぁ…」

ミク「いつもに増して迫力あるにゃ…」
215yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:51:58 ID:Wxo
シショー「ゲホッ!ゲホッ!無茶苦茶だよ全く!」

ミク「こっちもしぶといにゃ…!」

リン「……言ったでしょ、容赦しないって」

シショー「だったら、こっちにだって考えがあるよ!」

卯月「な、何かしてきます!」

シショー「狙いを定めてぇ~……大ジャーンプ!!」

リン「!?(飛び掛かって来た!)」

卯月「す、凄い速さです!」

リン「まずい…!一気に距離が…!」

シショー「っとぉ!えいや!」 ガシィ!

リン「くっ!?」

卯月「大変!リンちゃんの腕が!?」

シショー「掴んだのが腕で残念だけど、エネルギーは頂くよ!」

リン「うっ……(まずい、吸い取られる…)」

卯月「リンちゃん!逃げて!」

シショー「うひひ!そう簡単に離さないよ!」
216yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:52:49 ID:Wxo
ミク「ミク達を忘れて貰っちゃ困るにゃ!」

シショー「!」

李衣菜「スロットイン!ブーメラン!」

ミク「えいっ!」 シュルルルルル!!

シショー「わわっ!」 バッ!

リン「……ッ!…ハァハァ…あ、ありがとうミク」

卯月「李衣菜ちゃん!助かりました!」

李衣菜「良いってことよ!」

シショー「むう~…やっぱり2人はやっかいだね」

ミク「いい加減降参するにゃ!」

シショー「お山を揉んだわけじゃないから、エネルギーもあまり吸い取れなかったし…おねーさん達なかなかやるね」

シショー「でも、こんなステキなお山を目の前に諦めるなんて、あたしの中のプログラムが許さない!」

李衣菜「なんて迷惑なプログラム…」

ミク「最早ウイルスにゃ」
217yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:53:26 ID:Wxo
シショー「こうなったら、突貫覚悟!せめて一揉みでも…!」

リン「……!目付きが変わった」

シショー「絶対に……掴んでみせる!てやぁー!」

リン「また大ジャンプ…!でももうその手には乗らないよ!」 バッ!!

シショー「…ふふふっ、引っかかった!」

リン「え…?」

シショー「てぇい!」 バッ!!

リン「空中で方向転換…!?」


ミク「え?」

シショー「隙ありー!」 ガシィ!!

ミク「んにゃあ!?」

李衣菜「ミクううう!?」
218yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:54:36 ID:Wxo
リン「まさか…狙いは始めから…!」

卯月「ミクちゃん!?」

ミク「んにゃ…!は、離して…!」

シショー「んほー!この感触、さっきのナビに匹敵するね!頂きまーす!」 モミモミ

ミク「ふにゃああ!!??」

シショー「うひひひひひ!」

ミク「り、りいなちゃ…たすけ……はうっ…!」

李衣菜「ミ、ミクー!こら!やめろー!」

リン「卯月!」

卯月「はい!スロットイン!フウアツケン!」

リン「ミクから離れなよ!ハァ!」 ブワァ!!

シショー「うひゃあ!」

ミク「あうっ…」 ドサッ

リン「ミク!」

ミク「く、屈辱…にゃ…」

藍子「ミ、ミクちゃんまで…」

卯月「李衣菜ちゃん!急いでプラグアウトを!」

李衣菜「私が油断しなかったら…!ゴメン、ミク!」  ピシュン!
219yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:55:14 ID:Wxo
シショー「はぁ…はぁ……最高…!賭けてみるもんだね…!」

リン「アンタ……もう許さないよ」

シショー「いいもん!どうせ最初から誰も許してなんてくれないし」

シショー「必要とされないなら、好きなことやって好きなだけ嫌われてあげるんだから!」

卯月「……?一体なにを…」

リン「開き直りのつもり?」

シショー「何とでも言うと良いよ!後はもうおねーさんだけ、たっぷり堪能してあげる!」

リン「ネットポリスももうすぐ到着する、いい加減諦めなよ!」

シショー「言ったでしょ?私のプログラムに諦めのロジックなんて無い!」
220yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:55:40 ID:Wxo
リン「何言っても無駄みたいだね」

卯月「でもどうしましょう…うかつに近づくと、リンちゃんが…」

リン「せめて拘束することができれば、何とかなりそうだけど」

シショー「あたしを捕まえるつもり?そうはいかないんだから!!」 ダッ!!

リン「…来た!」

シショー「あたしのこの手が真っ赤に燃える!お山を掴めと轟き叫ぶぅー!」

リン「このっ!」 ダッ!!

シショー「うひひ!逃がさないよー!」

リン「くっ…!」
221yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:56:50 ID:Wxo
卯月「ど、どうしよう…このままじゃリンちゃんが…!」

李衣菜「な、なんとかする方法ないの!?」

リン「ハァ…ハァ…(拘束できるチップ、あれなら…)」

リン「卯月!」

卯月「は、はい!」

リン「相手を捕まえられそうなチップ、1枚だけあったよね!」

卯月「…! でもあれは…至近距離にだけ効果があるチップで…」

リン「文句は言ってられない…あっちがその気なら、こっちも突貫覚悟だよ」

卯月「で、でも!」

リン「大丈夫、ヘマはしないから」

卯月「……わ、わかりました!」

シショー「何か企んでるみたいだね、でもあたしにはそんなの関係ない!目の前のお山を登るのみ!」

卯月「今はまだチップが手元にありません!ADD機能を使うのでもう少し耐えてください!」

リン「了解、頼んだよ卯月」
222yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:57:31 ID:Wxo
シショー「とりゃー!」

リン「させない!」 ズバァ!

シショー「おっと!その剣筋は見切ったよ!」

リン「やぁ!」 ズバァ!

シショー「わわっ!危ない!」

リン「そう簡単に見切られるほど、やわじゃないから」

シショー「おねーさん相当強いね!でもそんな太刀筋、もう一回シラハドリしてあげるんだから!」

リン「さっきのはマグレ、もう同じ手は食らわないよ」

シショー「言うね……なら試してみる!?」 ダッ!!

リン「はぁっ!」 ズバッ!

シショー「とりゃー!」 バシィ!!

リン「!」

シショー「シラハドリ成功!うりゃ!」 グイン!

リン「くっ…!剣が…」
223yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:58:16 ID:Wxo
シショー「うひひ、さぁ覚悟してね!えぇい!」 ガシィ!!

リン「きゃあ!?」

シショー「やったー!遂に掴めた!」

李衣菜「り、リンちゃん!?」

藍子「た、大変です!」

リン「く……うっ…うづ、き…っ!」

シショー「うひひ!さぁ、わきわきターイム!」




卯月「スロットイン!グリーンロープ!」
224yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:59:19 ID:Wxo
シショー「え?」

リン「捕まえたのは…こっちの方…だよ…!」

ズガーーン!!

シショー「ひゃあああ!?」

李衣菜「地面から蔦が出てきた!?」

藍子「そっか、グリーンロープ!自分の周囲に蔦を出現させて相手を縛るチップです!」

リン「ハァハァ……」

卯月「間に合いました!リンちゃん!大丈夫!?」

リン「な、なんとか…ね…」

シショー「ま、巻き付いて離れない…!」

リン「うまく引っかかってくれたね」

シショー「ま、まさか!このためにわざとあたしに捕まって…!」

リン「これでアンタは動けない、さっきのお返し…たっぷりしてあげる!」

卯月「リンちゃん!これを使ってください!」

シショー「な、何するのー!?」
225yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)02:59:58 ID:Wxo
リン「カウントボム!セット!」

シショー「え?」

「3」

シショー「え、え?」

「2」

シショー「ちょちょちょ!ま、待って!」

「1」

シショー「わー!ごめんなさい!すいませんー!」

「0」

シショー「あ…」



ちゅどおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!




リン「ゴメンで済むならネットポリスはいらないの」

卯月「えっと…やりすぎちゃいました?」
226yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:00:44 ID:Wxo
シショー「」 プスプス……

リン「…デリートはされてないみたい」

卯月「ホッ…よかったです」

リン「はぁ……こんな疲れる相手、ある意味ミカ達以上だったよ……」

卯月「リンちゃん、お疲れさまです!」

リン「うん、卯月もお疲れ」

藍子「お、終わったの?卯月ちゃん」

卯月「はいっ!」

李衣菜「リンちゃんが捕まったときはハラハラしたよ…」


ファンファンファンファンファン


リン「…丁度ネットポリスも来たみたいだね」

卯月「これで万事解決ですね!」
227yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:01:44 ID:Wxo
.....



ネットポリス1「ありがとうございます、おかげで犯人の逮捕ができました。感謝致します」

リン「いや……別に私は」

ネットポリス1「彼女には我々も手を焼いていましたので。これで事件も収まるでしょう」

リン「そうですね……ん?」


ネットポリス2「さぁ来るんだ」

シショー「うえぇん…」

リン「……ちょっと待って」

シショー「…?」

リン「すみません、ちょっとだけこの子と話をさせてください」

ネットポリス2「……いいでしょう」
228yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:02:29 ID:Wxo
リン「アンタ、なんでこんなことしてたの?」

卯月「リンちゃん?」

シショー「なんでって……あなたには関係ないよ……」

リン「…2回目だねそのセリフ」

シショー「……」

リン「過去に何があったかは知らない。でも、アンタの戦い方はただのオペレーター無しのフリーナビとは思えなかった」

卯月「確かに、フリーナビは基本的にネットバトルができる設定にはなってませんから」

シショー「……あたしもこんな性格じゃなければ、おねーさん達みたいになれたのかな」

リン「え?」

シショー「ネットナビのくせに、女の子に悪戯して、困らせて……」

シショー「最初はスキンシップのつもりだった。でも、いつからか自分が抑えられなくなって、エスカレートしていって……」

李衣菜「気付いたらセクハラナビになってたってこと?」

シショー「……元のオペレーターから、アンタは不良品だって言われちゃった」

卯月「そんな…」

シショー「捨てられて当然だよね……こんなナビ、誰も使いたくないもん」

リン「……」
229yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:02:59 ID:Wxo



シショー「あたし……やっぱりバグってるのかな……」
230yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:03:51 ID:Wxo
卯月「!」

リン「……」

シショー「…でも、もう良いや。お山もたくさん堪能できたし。我が人生に悔いなしってね」

卯月「ま、待って!そんな言い方…」

リン「……ネットポリスさん、聞いても良い?」

ネットポリス1「なんですか?」

リン「この子、この後どうなるの?」

ネットポリス1「……事件内容は軽犯罪ですが、おそらくナビの品質を検査されるでしょう」

ネットポリス1「検査の内容によっては、破棄処分も…」

卯月「は、破棄!?それって、デリートするってことですか!?」

ネットポリス1「ネットナビは人の役に立つべき存在です。それが果たされないのであれば、おそらくは」

リン「そ、そんな……」

シショー「あはは…やっぱり。でも、仕方ないよね」

シショー「ゴメンねおねーさん。他の二人にも、謝ってたって言ってほしいな」

リン「……」
231yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:04:35 ID:Wxo
ネットポリス2「……もう良いかい?じゃあ、行くぞ」

シショー「バイバイおねーさん」

リン「待っ……くっ…」

卯月「リンちゃん…」




「すみません、ちょっとお待ちいただけますか?」
232yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:05:16 ID:Wxo
卯月「え?」

リン「……!チ、チヒロさん!?」

チヒロ「お疲れさまです、リンちゃん」

ネットポリス2「な、なんですかアナタは?」

チヒロ「346プロでアシスタントナビをしております、チヒロと言います」

ネットポリス1「346プロ…?」

リン「チヒロさん、どうしてここに…?」

チヒロ「李衣菜ちゃんから、プロデューサーに連絡があったんです」

卯月「李衣菜ちゃんから?」

李衣菜「ゴメン卯月ちゃん、大変なことになっちゃったから、プロデューサーにも連絡いれてたんだ」

チヒロ「丁度みりあちゃんのご家族との面談が終わった辺りでした。今、プロデューサーさんと通信を繋ぎますね」
233yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:05:57 ID:Wxo
武内P「……もしもし?聞こえていますでしょうか?」

チヒロ「はい。大丈夫ですよ」

武内P「…皆さん、ご無事で何よりです」

卯月「ぷ、プロデューサーさん!?もしかして見てたんですか?」

武内P「つい先ほどからですが、状況は一通り把握しています」

ネットポリス1「…あなたは?」

武内P「346プロの者です。突然申し訳ありません」

ネットポリス2「346プロといえば芸能事務所ですよね?そこのプロデューサー様がどういったご用件で?」

武内P「……今連行しようとしているそちらのナビですが」

シショー「…?あたし?」



武内P「その子の品質検査、弊社で行ってもよろしいでしょうか?」
234yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:06:24 ID:Wxo
リン「え…?」

卯月「えぇー!?」

ネットポリス1「ど、どういうことですか?」

武内P「ネットポリスはインターネットの治安維持が業務のはずです。品質検査は民間企業に依頼しているはずでしたが」

ネットポリス2「た、確かにそうですが…突然どういうつもりですか?」

武内P「……そのナビの破棄を即断するのは早計かと思われます。是非とも、我が社へご依頼を…」

ネットポリス1「いやまあ、確かにどこに頼むかは自由ですが…芸能事務所にナビの品質検査などできるのですか?」

武内P「正確には、346グループの研究機関です。そこでなら正式な検査が行えるかと。是非とも、お願いしたいのですが」

ネットポリス1「そ、そこまで言うのであれば…別に構いませんが…」

武内P「ありがとうございます。後程改めてご連絡いたしますので」

ネットポリス1「はぁ、承知しました」

シショー「え?え?何?どゆこと?」

武内P「……あなたを見定めさせていただきます」

シショー「え…えぇ~?」

卯月「な、なんだか大変なことになっちゃいましたね」

リン「うん…」
235yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:06:42 ID:Wxo
武内P「島村さん」

卯月「は、はい!」

武内P「一旦私は事務所に戻ります。詳しいことは…そのあとで」

卯月「わ、わかりました!」

チヒロ「私たちもプラグアウトしましょうか、リンちゃん」

リン「う、うん……そうだ、その前に」

チヒロ「?」

リン「ねぇ、アンタ」

シショー「へ?」

リン「最後に一つ聞かせて」

シショー「な、なに?」

リン「シショーなんて変な名前、本名じゃないでしょ。本当の名前、聞かせてほしいな」

シショー「……敵だったナビに名前を聞くなんて、おねーさん変わってるね」

リン「もう全部終わった。終わった後は、後腐れ無し、だよ」

シショー「……アツミ」

リン「…アツミ、もう悪いことはしないでね」




アツミ「……考えとく」
236yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:07:08 ID:Wxo
346プロ第2プロジェクトルーム…



チヒロ「言いましたよね?戦っちゃダメですよって」

ミオ「ご、ごめんなさい!私が悪いんです!言い出しっぺは私だから!」

藍子「ミオちゃん…」

ミク「ミクも同罪にゃ…言うこと聞かなかった悪いネコチャンにゃ…」

リン「……チヒロさん、私も戦った。悪いのは二人だけじゃないよ」

ミオ「シブリン…」

チヒロ「……ふふっ、しょうがないですね。今回の件、ネットサーフィン中に事件に巻き込まれた、ということにしておきましょう」

卯月「チヒロさん…ありがとうございます」

李衣菜「それにしてもプロデューサー、いきなりあんなこと言い出すから驚きましたよ」

リン「プロデューサー、どうしてあの子の品質検査を受け持ったの?」

武内P「……彼女は、かなり特殊なナビと言えます」

ミク「特殊なナビ?」

武内P「例えば多田さんとミクさん、お二人はよく喧嘩をしますが、すぐに仲直りをされます」

李衣菜「ま、まあ?ミクとは腐れ縁みたいなものだし」

ミク「ちょっと!もうちょっと言い方はないのにゃ!?」
237yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:07:49 ID:Wxo
武内P「…まるで、人間同士の仲の良い友人のように、です」

藍子「人間同士…ですか?」

武内P「私は、ネットナビが持つ人間との親和性に着目しています」

武内P「人のように考え、人と同じ趣味趣向を持つ……これは、人間とネットナビの親和性を高めるうえで非常に重要な”素質”であると、私は考えています」

ミク「あの子には、その素質があるってこと?」

武内P「問題こそあれど、かなり特異なナビです。可能性はあるかと」

ミク「確かに変わってるけど、でもあの子ただのセクハラナビにゃ。ほおっておいても危ないだけだと思うけど」

武内P「少々問題があることは把握しています。ですが、346グループにはネットナビの研究機関があります。そちらで一旦リペアを施して頂こうと……」

卯月「リペア……直すってことでしょうか?」

武内P「はい。完全には難しいでしょうが、問題を起こさなくなる程度には抑えられるはずです」

リン「ってことは…」

武内P「……デリート処分は、免れるでしょう」

リン「! ……よかった」
238yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:08:13 ID:Wxo
武内P「彼女の検査及びリペアについては、346グループのしかるべき機関に託します。彼らなら、信頼できるでしょう」

ミオ「とりあえず、めでたしめでたしってわけだね」

ミク「同じナビが処分されるっていうのは気分の良い話じゃないにゃ。確かにこれで良かったのかも」

リン「全く……ミオの言い出しっぺで大変な目にあったよ」

ミオ「ご、ごめんシブリン、ホント反省してるからさ~」

ミク「ミクも乙女の純情汚されたにゃ!あんな目にあうのは二度とゴメンだね!」

藍子「みんな本当にお疲れさま、私は今回何もできなかったから…」
239yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:08:25 ID:Wxo
ミオ「あーちゃんゴメンね…心配させちゃって」

藍子「ううん、良いんです。ミオちゃんが無事だったから」

ミオ「私が言い出したことなのに、真っ先にやられちゃうなんて…うぅ、恥ずかしい」

藍子「とっさのことだったから、仕方ないですよ」

ミオ「やっぱり…」

藍子「?」



ミオ「私の胸が大きかったから狙われたのかなぁ」
240yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:32:38 ID:Wxo
藍子「……え?」

ミオ「う~ん、やはり巨乳美少女は真っ先に狙われ易いと言いますかぁ…なかなか困りものですなぁ」

藍子「」 ピシッ

ミオ「…なーんて、冗談冗談♪そんな自信過剰じゃないよ!………あーちゃん?」

藍子「……ミオちゃん」

ミオ「は、はいっ!?」

藍子「……言っちゃ悪い冗談っていうのも、ありますよ?」 ニコッ

ミオ「あ、あーちゃん!?待って!あーちゃんへの当てつけとかそういうんじゃなくて!!」

藍子「えいっ!」 ブンブンブンブン!!

ミオ「わー!!あーちゃんやめてー!デジカメ振り回さないでー!!」

藍子「うふふ、やめません♪」 ブンブン!!



ワー!ゴメンナサーーイ!!!

リン「なにやってるのあの二人…」

ミク「全く仲良いにゃ」

李衣菜「ホントだねー」

卯月「あ、あはは…」
241yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:32:59 ID:Wxo







第2章 完

第3章へ続く
242yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:33:26 ID:Wxo
<赤城みりあ>
元気で明るく、好奇心旺盛な11歳の小学生。
類稀なネットバトルセンスを持ち、都内小学生ネットバトル大会で優勝経験を持つ天才少女。
ネットナビ「ミカ」と「リカ」のオペレーター。
一般的にナビを2体以上持つのは珍しいが、姉妹であることに配慮し、常に一緒に過ごしている。
使用端末は髪留め。防犯対策としてマイクロチップ等が組み込まれており、
ツインテールの左右それぞれにミカとリカがインストールされている。
今回の件でアイドルとして346プロ芸能事業部第2プロダクションに所属することになった。

<ミカ>
みりあのネットナビ。モデルは城ヶ崎美嘉。
同じネットナビのリカとは姉妹であり、リカのプログラムの元になったため姉に当たる。
デフォルト武器は鞭。
みりあを非常に大切に思っており、過保護なまでの愛情を抱いている。
リカと同じプログラムで構成されている為、リカとの親和性が非常に高く、
固有能力「シンクロニシティ」によりお互いの思考を読み取れるようになる。
それにより抜群のコンビネーションを引き出すことが可能。ただし制限時間付き。

<リカ>
みりあのネットナビ。モデルは城ヶ崎莉嘉。
ミカのプログラムを流用して作られたため、ミカの妹に当たる。
デフォルト武器は槍。
オペレーターのみりあと同じくらい好奇心旺盛でよくミカを困らせている。
使用スターライトチップは「トゥインクル・テール」。ミカとリカ二人で一つの専用チップ。
二人の手を合わせることで強力な極太のハート型レーザーを放つことができる。
なお、威力は落ちるが1人でも使用可能。
243yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:33:42 ID:Wxo
<アツミ(シショー)>
女の子ナビの胸を揉むことを行動原理とする問題児ナビ。
かつては持ち主がいたが、日々エスカレートする彼女の行動に嫌気がさし、捨てられる。
捨てられたショックと寂しさを紛らわすため、
インターネット中でナビに悪戯を仕掛けまくっていた。
オペレータを持たないためチップを使うことはできないが、
掴んだ相手のエネルギーを吸い取り、行動不能にするという驚異的な能力を持つ。
特に胸部を掴むとかなり短時間で膨大なエネルギーを吸収することができる。
リン達との戦闘後にネットポリスに逮捕されるが、武内Pの計らいにより、
公的処置のあとは346グループのネットナビ研究機関に託されることとなった。
244yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:34:02 ID:Wxo
<おまけ>
[各ナビキャラの見た目について]
全てエグゼ風っぽくアレンジが加わっているという設定で脳内変換をお願いします。
基本的にデフォルト武器は常時携帯をしておらず、ネットバトルの時など必要なときにのみ出現させています。

リン・・・グラブル/プリコネコラボの衣装
ミオ・・・【[放課後パーティー]本田未央+】の衣装
ミク・・・【[ドリーミンブライド]前川みく+】の衣装
カナコ・・・【[ホワイトウィッチ]三村かな子+】の衣装
アンズ・・・【[なまけものフェアリー]双葉杏+】の衣装
アーニャ・・・グラブルコラボの衣装
ミカ・・・【[Twinくるっテール]城ヶ崎美嘉+】の美嘉の衣装
リカ・・・【[Twinくるっテール]城ヶ崎美嘉+】の莉嘉の衣装
アツミ・・・【[愛盛りフラッペ]棟方愛海+】の衣装
※現時点で登場済みのキャラのみ
245yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:34:21 ID:Wxo
[ネットナビについて]
作中のネットナビ達が常駐している端末は個人によってバラバラですが、
一般的にはスマートフォンが基本です。
ネットバトルやトランスミッションを行う際には、
スマートフォンに操作を切り替えてオペレートを行っています。
みりあは天才なので、ミカとリカのオペレートを行うため、2台のスマホを使い分けています。

[スターライトチップについて]
スターライトチップは公式販売されているものではなく、
オペレーターが所有ナビの特性を生かして個人的に作成することができる特殊なチップです。
フォルダに1枚しか入れられませんが、種類が違えば別のスターライトチップも入れられます。
246yE6CqWUBgbxm :2018/10/08(月)03:35:49 ID:Wxo
書き忘れてましたが、全8章を予定
気長にお待ちください


第3章は10月第2週中を予定。
247名無しさん@おーぷん :2018/10/25(木)00:10:00 ID:AAn
期待

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卯月「バトルオペレーションセット!」 リン「イン!」
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