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Natalia「Pôr do sol」

2477.oQo7m9oqt :2017/10/12(木)01:06:03 ID:sHC()



 人も空気も狂ったようだった。熱が熱を、騒ぎが騒ぎを、笑い声が笑い声を煽って祭りの勢いは膨らむばかり。

 すでに始まっているパレードの人波に紛れて逸れてしまわないようにと、少年は両親と手を繋いだ。

 踊り笑いながら行進する人々は、それぞれ規模は違えどほとんどが仮装して楽器を持っている。下調べをしていないお上りさん状態の日本人親子三人はやや浮いていた。

 人の流れは少年たちの家がある西部地域からリオの中心、ダウンタウン・セントロへと向かっている。セントロを南北に貫くリオ・ブランコ大通りは最大規模の街頭パレードが行われる場所だった。

 とりあえずそこまで行ってみようか。父親が何気なく言い、少年は母親と頷くと、

「ちょっと待てお前ら」

 呼び止める声と同時に父親のポロシャツの襟首を浅黒い手が引っ張った。繋いだ手に少年も引かれ、連なる母親も付いてくる。そのままパレードの流れからは外れて、ストリートの隅っこまで連れていかれた。

「……おじさん?」

 父の襟首をひっ掴んでいるのと逆の手をひらひら上げ「Olá」と少年には見慣れた男は言った。
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